人の役に立つこと
「人の役に立ちたい」
こんな言葉を耳にすることがあります。
人の役に立ちたいなら、そのようにただ行動すればいいことですが･･･
口だけで「人の役に立ちたい」と言いながらも･･･実際人に対してやってることと言ってることが伴わないというケースをお見かけすることがあります。
例えば･･･人の役に立ちたいといいながらも･･･
悪口や噂話を言いふらしたり、他人がやってることを非難したり嘲笑したり･･･。
昔、まだ当ルームを開設する前の仕事でのことですが･･･「当日来るかどうか迷いましたが、〇〇があったので導かれて来ました」という方がいました。
申し込んだものの「やっぱりどうしよう」･･･という葛藤が生まれ（理由は本人の問題）、迷っていたところ･･･お告げ（？）に導かれるように来たとのこと。
「〇〇があったので導かれてきました」の〇〇は、本人的に「これはGOサインだ！」みたいなことだったらしいのですが･･･
「そのGOサインがなかったら、当日キャンセルしようと思いました。でも来れて良かった（はぁと）」
自発的に申し込みをしてきて予約日程を決め、「気乗りしないからドタキャンすればいいや」という気持ちを、相手にそのまま悪びれもせず伝えてくる･･･。
事故に遭ったとか病気になったならわかりますが･･･自分の気分ひとつで当日ドタキャンする予定だった？
仮にそうだったとしても、それを相手にわざわざ伝える必要って･･･？
しかも、その方は「人の役に立ちたい」と言います。
GOサインを受け取ったことばかりに一人で高揚し、自分都合で動く人が人の役に立てるのか疑問です。
そこから変われば、そうなれるかもしれませんが･･･その方は非常にエゴ・固定観念・ジャッジが強い方で、
その後何度かお会いする機会がありましたが･･･変わりませんでした。
変われないから、また次のどこかに彷徨っては･･･そこでも変われず、迷子になっていると風の便りで聞きました。
今でも人の役に立ちたいと思っているかは知りませんが･･･人の役に立つ以前に、自分のことを見つめ直してはいかがでしょうか･･･という出来事でした。
実は、こんなケースは珍しくありません。
「自分」のこともわからないまま、どうにもできないまま、「他人」を何とかしたいと思う人は意外と多いです。
例えば･･･
自分自身が不倫をしていていけないことだと思いつつもやめられない･･･何だったら相手が配偶者と別れて自分のところに来てくれればいいのにと思う･･･でも、他人の不倫相談にはやめた方がいいとか、略奪のためのアドバイスをする。
自分自身が自分探しで迷子になっているのに･･･資格だけを取得してその状態のまま、自分探しをしている他者へカウンセリングやセッションを行う。
他人のことより･･･まず自分を何とかしては？というケース。
「将来的に他人に何かしてあげたい」と思う人は、まずは自分に焦点を当てることが必要だと私は考えています。
自分に焦点を当てることをスルーして、「他人を何とかする」ことを先に始める人もいますが･･･今まで見てきた中で、途中で止めちゃう人が多いですね。
自分の中の問題が浮上してきて、どこかでいき詰まってしまうからです。
そこで真摯に自分と向き合って進めば継続できるかもしれませんが･･･「他人を何とかすること」に焦点を当てているから、「自分と向き合う」ができないようです🤔
過去の私自身も･･･自分よりも他人を優先して考えている時期がありました。
人様を何とかしたいという思いはなかったし、そういう仕事をしようとも思いませんでしたが･･･
主に恋愛面で自分と向き合うことからは逃げ、他人へ力を注ぐことで自分の存在意義を確認する･･･みたいな感じでした😅
当時は自己否定、自己犠牲の精神が強かったですね･･･。
後に、自己否定や自己犠牲があると人生うまくいかないことを知りましたが･･･😂
まずは、自分をなんとかしないと、何もならないということに気づいてからは･･自己否定と自己犠牲をやめ、自分と向き合ってきました。
その結果･･･自分がたどってきたことを伝えることで、誰かの幸せのヒントにつながることがあるかもしれない･･･
そう思ってからは、そこではじめて人の役に立つとか、他人へ目が向くようになりました。
役に立つ･･･といっても、私が何かするから他人が良くなるわけではなく、ただ知っていることを伝えていく・おしえるだけです。
「他人を良くしてあげたい」と思う人の中には、自分のエゴが混ざっていることもあるのでそこは気をつけたいところですね🙂
「人の役に立ちたい」と思う方は･･･
その精神はそのままいったん置いといて、
「その前に、自分のことちゃんと見れてるかな？」に目を向けていくことが、
結果的に人の役に立つことにつながっていきますよ😊
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