情報よりも大切なこと

自分で考え体験することが減った時代

現代は、インターネットで知りたいことを調べれば何かしら情報が出てくる時代です。

しかし、そこに出てくる情報は・・・情報を載せている人個人の考えや経験であったり、一般論であったり・・・あなたの状況に合ったものではない可能性もあります。

その状態でそれを鵜呑みにして取り入れると・・・どんなことが起こるでしょうか?

例えば、私が見たことがある例でご紹介すると・・・

恋愛で悩んでいたAさんという女性がいました。Aさんは、年下の友達の男性に片思いしていました。

自分が年上なことが気になることと、友達から恋愛に発展する可能性があるかを気にして、その答えを求めてネット検索しました。

すると、そこには年下の男性を攻略する方法友達から恋愛に発展する方法が書いてありました。

Aさんは、その通りにやってみることにしました。

まずは年上女性のメリットとして、包容力・余裕感をアピールということで・・・意中の彼が他の女の子の友達と遊びに行ったという話をきいても動じず、余裕な表情をみせていました。

また、彼の冗談めいた恋愛のお誘いにもくいつくことなく、余裕の返しをしました。

また、友達から発展するには相手に自分の存在を女性として意識させすること・・・ということで、Aさんが知った方法は、ミニスカートをはいたりボディタッチをしたりという・・・ベタなやり方でした。

Aさんはもともとそのようなことが苦手なタイプでしたが、頑張ってやりました。

意中の彼も男性ですから、Aさんのそのような様子を見て何か感じたことがあったようでした。

しばらくそれを続けた結果・・・Aさんは意中の彼に遊ばれてしまい、その後彼は本命の彼女と結婚してしまいました。

本命の彼女は、Aさんと遊んだ後にできたようでした。

Aさんは、本命の彼女の存在を知らなかったので、自分が遊ばれたことに気づかず・・・言葉はないけど付き合っているものだと思っていました。共通の知人から彼の結婚を知らされて初めて気づいたのでした。

あとでわかったことですが・・・彼はAさんのことをいいと思っていた時期がありました。

友達の女性と遊びに行った話などをAさんにすることで、ヤキモチをやくか反応をみていたようですが・・・Aさんはネットで知った情報に従って、内心めちゃくちゃ気になったけど、興味がないかのように余裕があるそぶりをしました。

また、冗談交じりにAさんに恋愛のお誘いをした際も余裕でスルーされたので、彼は脈がないと判断したようです。

しかし、自分と会う時に露出度の高い服を着てきたり、ボディタッチをしてきたりするので・・・もしかして恋愛じゃなくて遊びならいけるのか?と思われたようです。

対してAさんは、彼が遊び目的だとは知らず・・・想いが成就したと思って、その流れを受けいれたそうです。

私はその二人の関係を外から見ていましたが・・・Aさんが情報に惑わされることなく、素直に告白してたらうまくいった可能性が高いと思いました。(実際はわかりませんが)

外から見ても明らかに、最初彼はAさんに惹かれていたからです。

でも、「真剣に付き合わなくても遊べる」と思われた時点で、彼女候補から外れてしまった・・・。

付き合わなくてもつまみ食いできて、なおかつ他に本命の彼女としていい人いたらそっちにいけるし・・・何より年上で30代後半だったAさんと付き合うことになると・・・嫌でも「結婚」を考えなければならないというプレッシャー、責任が重く感じたのかもしれません。

かくして、Aさんは想いが通じたと思った片思いの相手に遊ばれて捨てられました。

のちにAさんは、「あの時なぜネットの情報を鵜呑みにして、そのまま実行してしまったのかわからない」といっていましたが・・・それだけせっぱつまっていたのでしょう。

ネットに載っていた一般的なノウハウは、その時のAさんと彼の状況には当てはまらなかったようでした。

一人一人違う人間ですから、セオリー通りにいかないことは想像できますが・・・恋は盲目なのか、残念な結果に終わってしまいました。

また、別の例では・・・自分でサービス提供したいと思っているけど集客方法がわからない・・・というBさんがいました。

Bさんは、インターネットに載っていた集客方法を試しました。

しばらく続けましたが、効果がありませんでした。

また別の方法をインターネットで探し、やってみました。

しばらく続けましたが、前回同様効果がありませんでした。

プロから学べば効果がでるはず!と思い、今度はお金をかけて起業塾へ行きました。

そこでは、これをやるように、あれをやるようにと決まったことを指示されます。

頑張ってその通りにやりましたが、またまた効果はありませんでした。

Bさんが今までやった内容をきいたとき、私は集客のプロではありませんが・・・その私でもわかるぐらい「それじゃ誰もこないでしょ」というような内容で驚きました。

お金を払って通った起業塾を含め、どれも一般論でよく見かける集客法でした。

Bさんが提供している内容やBさんが集めたいお客様に合っていない・・・と思われるものでした。

でも、Bさんはそれすらもわからないので、知ったことをただそのままやるだけです。

こんな風に、情報を得たとしても・・・一般的にはそのようにやればうまくいくとされていることでも、それが今の自分の状況に合っているかはまた別なわけで・・・

そこに気づかずに、いろんな情報を集めたり、そこに書いてあるままただただ真似したとしても、成果がでるかは難しいと思います。

そこに書いてあることをもとに、じゃあ自分の場合どうしていったらいいかな?と考えられる人は、参考になることもあるかもしれません。

しかし、得た情報に対して何も考えずそのまま取り入れるという方も多いのではないでしょうか。

過去の私もそうでした。

知りたいことはネットや本で調べて「頭でわかった気」になり、自分で考えることなくそのまま取り入れてみたけど・・・成果はでませんでした。

今思えば・・・視野がせまかったなと思います😅

今日ご紹介した例のように、Aさんのように相手がある場合、たとえ「片思い」「年下の相手」「友達関係」という部分は同じだったとしても、相手がどんな性格でどんな考えや行動をする人か、どこで友達になってどれくらいの年月付き合っててお互いどれくらい相手のことを知り合っているのか・・・など、状況って人それぞれですよね。

なので、片思いの場合はこう、年下の相手にはこう、友達から恋愛に発展させるにはこう・・・みたいな一般論は、当てはまらないことも多いことでしょう。

また、Bさんのように自分が提供しているサービスやお客様にそぐわない一般的な集客法に沿ってこれやって、あれやって・・・と言われるがままにやったとしても、これも同じで人それぞれ提供している内容もお客様となる方も違うし当てはまらなくても不思議はありません。

当ルームでセッションや講座を受講される方の中には、今までに自分が得た知識や習ったことで成果がでなかったというご相談もよくあります。

だから、どうしたらいいかヒントがほしいということで来られるのですが・・・それに対してのヒントの提供は、人によって内容が異なります。

なぜなら、全く同じ状態のお客様がいないからです。

ある方にはスタートラインからのお話になることもありますし、またある方には中等度のお話になることもあります。

それだけ、一人一人違うし、状況も違う。

お伝えする内容としては・・・一般論を話してもしかたありませんし、お客様に「こうして下さい」「ああして下さい」と私が指示することはありません。

私ができるのはヒントの提示と、お客様が自分で考えて体験できるようご案内することです。

一般的な情報を鵜呑みにせず、自分で考え体験することに大きな意味があります。

これに気づいた人は、情報に振り回されなくなります。

たとえ情報を知ったとしても、実際に自分が体験して得たことを大切にします。

安易に様々な情報が仕入れられる時代ですが・・・便利な反面、そこに依存しすぎるとどんどん本来の自分からは遠ざかってしまうので・・・

より良い人生を送りたい、変わりたい、本来の自分で生きていきたいと思う場合は、情報は情報として区別し、大切なのは自分が体験することだと忘れないようにしたいですね🙂

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