望むような現実にならない
日頃いただくご相談の中に、理不尽な目に遭う・頑張ってるのに周りから評価されない・良かれと思ってやったことを批判される・自分が正しいと思った言動をすることで相手から疎まれてしまう・・・
自分は一所懸命やってるのに・・・どうしてそうなっちゃうの?😭
・・・という内容があります。
このような場合、大半が心のどこかで「自分は悪くないのに・・・」という思いを持っています。
被害者意識が強いと言えますが・・・このような場合、被害者意識と合わせて固定観念も強いです。
被害者意識、固定観念、と聞いて・・・・「具体的にどういうこと?」というご質問も日頃から多いので、例をご紹介します🙂
例えば会社で・・・
一所懸命仕事をして、自分なりに頑張っているつもりなのに・・・評価されない、同僚や上司とうまくいかない、空回りしてしまう。
こんなとき、あなたならどう感じますか?
・自分はこんなに頑張ってるのに・・・〇〇だからこうなるんだ。
・うまくいかないのは、△△のせいだ。
・周りが「こうすべき」なのに・・・「まちがってる」のに・・・何で自分がこんな目に?
「〇〇」「△△」に入る言葉は・・・まるで自分以外のことが原因でこうなっていると言わんばかりに、「他人」「環境」「その時の状況」「会社」など「自分以外の何か」が当てはまります。
そして、「自分は正しく」て、「周りが間違っている」とジャッジするのが得意です。
「自分が信じる正しさ」しか見えないので、相手が自分が期待した反応をしないと「こんなによくしてあげてるのに・・・」「この人はダメだ」とすぐにジャッジします。
自分で「良かれ」と思っていることが、実はそうではないという現実。
でも、それに気づけない。
だから、悪いのはいつも「自分以外の何か」なのです。
ガチガチの固定観念によるジャッジ、被害者意識から抜け出さないことには、自分はこんなに頑張ってるのに・・・思うような展開にならない😭という状況が、人生の中で繰り返し続いていきます。
どうすれば被害者意識から抜けられる?
まずは「自分が今、そんな状況である」ということに気づくことが必要です。
しかし、被害者意識や固定観念が強い人は、気づくことができません。
気づくことができないのにも、原因があります。
それは・・・頑なで素直さがないこと。
全ての方に必ずしも当てはまるわけではありませんが・・・年齢を重ねるほど、この傾向が強いと私は様々なケースを見てきて感じています。
ここでいう「頑な」とは・・・自分が信じているものを絶対に曲げない、自分と異なるもの・自分が望ましいと思わないものを受け入れられない。
「素直さがない」・・・人の意見やアドバイスに一切耳を貸さない、自分の言動に対する指摘を受けても認めない、相手の言動を捻じ曲げてとらえる。
この状態から抜け出すためには、自分で意識して改善していかないとなかなか難しいことでしょう。
意識して改善するために
「意識して改善する」といっても、具体的にどうやって?というご質問も多いですが・・・
様々なやり方がありますが、すぐに取り組める行動としては、
- 現状を受け入れ、冷静に客観的に状況を見つめる。
- 様々な可能性に目を向ける。
自分はこれが正しいと思うけど・・・相手にとってはそうじゃないのかもしれない。
うまくいかないのは〇〇のせいと思ってたけど・・・本当にそうだろうか?
など・・・自分の中の正しさや、被害者意識はいったん横に置いておき、客観的に状況を把握する。
さらに、
自分はなんでこれを正しいと思ってるんだろう?
なんでうまくいかないのは〇〇のせいだと思ったんだろう?
・・・というように、冷静に思考していくことで、今の状況につながる発端の部分が見えてくることがあります。
私自身も過去に経験がありますが・・・被害者意識や固定観念が強いことで、結局苦しむのは自分です。
思うようにならない現実を、たとえ自分は悪くないのに・・・と思いつつも、辛い、苦しい、現状を変えたいと思うのであれば、思うようにならない理由を外へ求めるのではなく、自分の内側の部分を見つめ直さなければ変えられないのです。