本音がわからない理由とその先にある変化
「今の生活にそこまで不満があるわけじゃない」
「それなりに満たされてるし、大きな悩みもない」
…でも、なぜか心の奥には虚無感や漠然とした不安、モヤモヤがある。
もっと人生を良くできるんじゃないか?と感じながらも、何をどう変えたらいいのかわからない。
そんな「表面的な生き方」をしている方は多く、当ルームにお越しになる方にもよく見かけます。
表面的な自分で生きることに慣れてしまった人たち
誰とも大きくぶつからず、当たり障りのない会話をし、周りと穏やかに関係を築いていく・・・
一見、なんの問題もないように見えますが・・・その裏側で「本当の自分」が置き去りになっていることがあります。
自分の気持ちや本音を伝えることに慣れていない。もしくは、伝えようとしても自分でもそれが何かわからない。
そんな方に共通するのは、長年「理想的な自分」や「周りに求められる自分」を演じてきたということ。
自分の感情にすら気づけない現代人
「自分を見つめる」
「本当の気持ちに気づく」
一見シンプルなようでいて、実際は難しい作業です🤔
当ルームのヒーリング講座でも、受講された方が「自分が想像していたよりも、自分の感情やどうしたいのかがわからない」と驚く方も少なくありません。
例えば・・・
何かの体験をした後に「楽しかった」「よかった」「貴重な機会だった」等のご感想をいただくことがあります。
本人がそう感じたのは事実だと思いますし、その感想がいけないこともないのですが・・・
その言葉の奥にある「なぜ?」「どんなふうに?」という部分が、すっぽり抜けていることも多い。
- どんなところが楽しかったのか?
- 何が心に残ったのか?
- どんな気づきがあったのか?
このような「本人のリアルな気持ち」が抜けてしまうと、それは一見「感想」のようであり・・・実際は表面的な言葉の表現で終わってしまいます。
自分の言葉が出てこないのはなぜ?
長年、無難な道を選び続けた結果・・・自分の感情を素直に表現することが難しくなっている方も少なくありません。
「みんなに好かれるように」
「正解を言わなきゃ」
「恥ずかしい思いをしたくない」
そんな想いから、自分の本音を押し殺して無難なコメントや誰でも言える感想で場を繕ってしまう。
それが当たり前になってしまうと・・・いざ「あなたはどう感じましたか?」と聞かれたときに、戸惑ってしまうのです。
当ルームではレイキの練習会を行うことがありますが・・・
上記のような状態の方は、感想を聞いても多くを語らないか表面的な言葉で返ってきます。
本来は「誰かに望まれる回答」や「きれいな回答」を言う必要もなく、「あなたはやってみてどうでしたか?」「どう感じましたか?」と尋ねているだけなのに・・・
「なにかすごいことを言わなきゃならない」とか「〇〇が視えた」とか「メッセージが浮かんだ」とかを言わなきゃならない・・・と考える方もいらっしゃるようです🤔
そうすると、何も言葉が出てこなくて・・・「良かったです」というような表面的な言葉になることも。
それが悪いという意味ではありませんが、本当の思いを語らないことを続けていると・・・自分がますますわからなくなり、常に正体不明のモヤモヤを抱える状態になります。
本当の自分を取り戻すには、「正解」ではなく「自分の気持ち」に目を向けよう
私たちは、つい「正しい答え」や「他人にウケる言葉」を探しがちです。
しかしそれは、誰かの期待に応えるための偽りの言葉であり・・・自分の本心ではありません😔
大切なのは、自分の心の声に耳を傾けること。
自分の心の声を普段からスルーしている人は、意識して拾い上げようとしないと最初は難しいかもしれません。
なにかの感想を持ったときに、「なぜ?」「どんなふうに?」と自分に問いかけるクセをつけると・・・だんだん自分の心の声を拾いやすくなります。
そして、そんな小さな気づきこそが「自分を取り戻す」ための第一歩になります。
表面的な人生から、本音で生きる人生へ
「もっと人生を豊かにしたい」
「本当の自分を知りたい」
そう思ったときは、まずは表面的な対応から少しだけ離れてみましょう。
誰かの期待に応えるための言葉ではなく、自分のための言葉を探してみてください。
いきなり何か大きく変えようとしなくても大丈夫。
まずは、「今の自分って、本当はどう感じているんだろう?」と問いかけてみましょう🙌