その問題は誰のもの?

他人の問題に首をつっこむ

セッションをご利用いただく際に、ご自分のことではなく親、兄弟、子供、パートナー、義理の親、友人など・・・他の誰かについてご相談される方がいます。

「自分のことじゃないんですけど」と言われますが・・・自分じゃない誰かのことをテーマにするよりも、その人のこんなことを心配している自分、その人にこうなってほしいと思ってる自分など・・・「自分」に目を向けた方がいいと私は感じています。

結局、たとえ自分じゃない誰かのことについて何かを訊いたとしても・・・相談しに来ている人の課題ではないんですよね。

他人の課題と自分の課題

上記の例のように他人の課題と自分の課題をごちゃまぜにするケースもよく見かけますが・・・自分のことですらままならない人が多いのに、他人の課題にまで首をつっこむことないかと・・・😔

家族や近しい間柄だと余計勘違いしがちですが・・・人はそれぞれ自分自身のテーマがあるので、「まずは他人よりも自分をどうにかしよう」というところを優先するのがおすすめです😊

自分じゃない誰かのことというと・・・パートナー、義理の親、子供あたりが多いですが、その人たちがどうこうじゃなくて、その人たちと接して自分が感じたり思うことについて掘り下げていくと、実は本当はその人たちのことについて訊きたかったりアドバイスがほしかったんじゃなかったということがわかります。

特に親が子供のことを訊きたがるケースも多く、子供のことは子供本人を信頼してまかせて、親が子供の課題を奪い取るようなことをせずに、親は親で自分自身の人生を考えていきたいものです。

実際に、何でもかんでも親が子供の人生に干渉して、なるべく安全な道を用意してあげて・・・大人になっても親がいないと何もできない、親の許可を得ないと何もできない大人子供もお見かけします😅

親は良かれと思ってやった行動なんでしょうが・・・それによって将来苦労するかもしれないのは子供。そしてそんな子供を見て辛くなるのは親かもしれません。

親の場合、気づかぬうちに子供の人生を自分が思うようにコントロールしようとするケースもあるので・・・子供が中年期頃になって生きづらさが爆発することも何度か目にしたことがあります。

職場の同僚や友達同士の間などでも、他人の問題に首をつっこむ人を見かけることがありますが・・・本人はかんじんの自分の人生ままならずの状態のことも多いです。

でも、決してそこには目を向けない。

他人の問題に注目することで、自分の人生の課題から現実逃避しているのかもしれませんね🤔

こんな人も要注意

他人の相談に親身になりすぎ、同調しすぎて、まるで自分の問題のように背負ってしまう方がいます。

人から相談を受ける仕事や悩みを聞く機会が多い職に就いている方によく見られますが・・・本人は他人の問題を自分も背負ってしまって辛くなっていることに気づいてないことが多いです。

その状態に気づいて、自分とは分離していくことで、状態はよくなっていきますが・・・それを知らないままで精神が病んでしまう方もいます。

気持ちの優しい方、人の力になりたいと思う方に多いような気がしますが・・・自分の身を削ってでもなんとかしてあげたい、時間外でも対応してあげたい・・・と思ったら要注意。

他人の問題を自分が背負いこみすぎてないか、自分がそうすることが果たして本当に本人のためになるのか・・・いったん立ち止まってみるとよいかもしれません。

どんな場面でも、自己犠牲はしないことですね🙂

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