完璧主義はどんな影響がある?
お客様からのお話を伺っていると・・・完璧主義がゆえに自分を苦しめているというケースをお見かけすることがあります。
そして、自分が完璧主義かどうか?について・・・自覚していない方も多いです。
状況や心情を客観的に整理してみてはじめて、「あれ?私って完璧主義だったんだ?😅」と気づくこともよくあります。
本人よりも周りの人の方が「あの人完璧主義だなぁ」って気づくことが多い印象です。
完璧主義の特徴
あなたの周り(またはあなた自身)で、「この人完璧主義だなぁ・・・」と思う人は、どんな特徴があるでしょうか?
私が今まで遭遇した中で、代表的な例をいくつかご紹介したいと思います。
- 自分はまだまだだと思う
- 自分のOKラインまで、理解したりできていると感じないと行動できない
- 自分が思うのと同じように他人にも求める
- 「~しなければならない」「~すべき」という思考がある
- 他人を批判しがち
- 自分では良かれと思い、他人におせっかいをやいてしまう
- 人からどう思われているか気になる
特徴はまだ他にもありますが・・・これらの特徴に隠されている部分について、少し触れてみたいと思います🙂
固定観念が強い
完璧主義の人は固定観念が強めの傾向があります。「普通は~」「~しなければならない」「~すべき」と、自分の中の基準に忠実に生きようとします。
その基準は自分の内側からもたらされるものよりも、外側から与えられた情報の場合が多いので、本来の自分が望むこととの間にギャップが生じ、それでも無理やり合わせようと頑張ることも。
ジャッジが厳しい
固定観念に基づき、自分自身や周りを良い・悪いで判断しがち。自分の基準が「正義」となり、それにそぐわない他人を批判したり攻撃することもあります。
ゆえに人間関係でも歪みが生じやすいですが・・・自分が正しいと信じているので、相手が悪いと思っていることも。
頑固
自分の基準=正義なので、それに合わない他者へばかり目がいき、自分自身に目が向きにくくなります。
他者から意見や指摘をされても、認めない・受け入れない・内省しないことも多いです。
柔軟さに欠け、あらゆる可能性を逃してしまうことも。
これらがあることにより、自分自身を苦しめているというケースをいくつも見てきました。
完璧主義の人は、基本的には真面目で頑張り屋さんが多いと私は思います。
しかし、真面目で頑張るがゆえに・・・自分の理想に追いつかない自分を戒めたり、他者を咎める気持ちが出てきやすい。
自分への戒めは自己肯定感を下げる原因のひとつにもなりますし、他者を咎める気持ちは人間関係にも影響します。
このような様子を見ていつも私が感じることは・・・完璧を求める必要があるんだろうか?というところです。
かつて私も完璧主義でした。
思うようにならない現状を変えたいと思い自分と向き合い始め、そこで初めて自分が完璧主義の傾向があることに気づきました。
そして、それがあったからこそ、苦しかったし思うようにいかなかったことにも気づきました。
その後は、完璧主義な面が顔を出すたびに、意識して気づくようにし、自問自答していくようにしました。
自問自答していく中で、
自分がなぜ完璧主義になったのか?
それが現状にどのような影響を及ぼしていたのか?
自分の中で正しいと思っていたことは本当か?
これらに気づくことで、完璧主義をやめました。
気づいてもなお完璧主義を貫くのならそれもいいでしょうが・・・私の場合、必要ないと思ったのでやめました。
やめると、ラクに生きられるようになりました。
自分が日常の中でどれだけ固定観念があってジャッジしてたのかに気づきました。
固定観念やジャッジを減らしていくと、中庸に近づきます。
今まで見えていなかったいろんなことが見えるようになり、視野も広がります。
視野が広がることで、自分の中にある被害者意識にも気づきます。
被害者意識があると、何事もうまくいきません。
完璧主義の人は、自分が正しいと信じるあまり、被害者意識も強い場合が多いです。
生きづらさや現状が思うようにならないと場合、自分の中の完璧主義度を見直してみると、改善の糸口がみつかるかもしれません😊