今のまま、親の介護が始まっても大丈夫?

人生の違和感を見過ごす前に・・・

今までのブログ記事でも何度か触れていますが・・・当ルームでは、親の介護問題に直面した方々からのご相談も増えています。

介護を通じて自身を見つめなおし、それをきっかけに親とも自分とも向き合うことを始める人もいますが・・・

それまでの人生で自分と向き合ってこなかった方ほど、介護に直面して苦戦しているのをよく目にします。

中でも多い例が・・・

もともと毎日特に大きな問題があるわけでもない平穏な毎日を送っているけど・・・ふとした瞬間に感じる「このままでいいのかな」という違和感や虚しさ。

そんな感覚を抱えながら、なんとなく日々が過ぎ・・・気づけば月日だけが経過し自分も親も年齢を重ねており・・・

そんなとき、親の介護やサポートは待ってはくれず・・・ある日突然始まることも🤔

ある日突然、今までの平穏な生活が「自分のこと以外」で振り回される。

そんな日が訪れたとき、自分の人生を後回しにしたり向き合ってこなかった人ほど、「何のために生きているのかわからない」と深い虚無感に襲われたり、思うようにコミュニケーションがとれない親に対してのストレス、以前とは変わってしまった親の様子に戸惑うばかり・・・ということも珍しくありません。

もともと毎日特に大きな問題があるわけもない平穏な毎日を送っているけど、ふとした瞬間に感じる「このままでいいのかな」という感覚を抱えながら、なんとなく日々が過ぎ・・・という状態のときに感じた心の中にある「ちょっとしたモヤモヤ」は、“人生を立て直すタイミング”を知らせるサインだったのかもしれません。

当ルームの実例でいくと・・・

自分と向き合ってから親の介護に入る人と、自分と向き合わないまま親の介護に入る人とでは・・・

本人が感じる苦しさや親との関係性に大きく違いが出ています。

前者は、親がどんなことを考えその言動にいたったのかを知ろうとし、親にフォーカスし向き合おうとします。そしてそれに関係する自分自身の言動にもフォーカスし、自分との向き合いも継続していきます。

後者は、思うようにいかない親とのコミュニケーションに憤りや憎しみが大きくなり、「自分が大変である」ということにしかフォーカスしません。

なので、親の言動も「一体なんなんだ」「勘弁してほしい」と否定するばかりで、それに対応している自分は被害者意識いっぱいで、親とも自分とも向き合おうとしません。

自分との向き合いがある程度進んでいる人は、たとえ困難な状況であってもそこから学び成長につなげていくことができますが・・・

後者のように、今まで多少の違和感はあれどそれを見過ごしただなんとなく生きてきた場合・・・年を重ねてからハードルが高いターンに突入します。

人生もっと良くするには、自分との向き合いが不可欠と日頃からお伝えしていますが・・・

自分が年齢を重ねてくると、子供は巣立つかもしれないけど・・・親の介護問題が現実味を帯びてきます。

それまでに自分との向き合いに取り組んだ人、取り組まなかった人とではこのように差が出てきますし・・・

いずれにせよ、人生もっと良くしたいと思った時点でなるべく早く自分との向き合いに取り組むのがおすすめです。

人生良くするヒントとして、本やネットなどで「自分と向き合う」「自分を大切にする」「後悔しない生き方をする」ことに対する知識を学んでいても、実際にできていなければそれは単なる知識にすぎません。

変化のない毎日を「まあこんなものか」と受け入れてしまう前に、本当はどう生きたいのか?に気づいていけると、なんとなく過ごす毎日とさよならできます。

親の介護が始まったとき、余裕を持って対応できる人は・・・

すでに自分自身と向き合い、自分軸を整えている人。


“自分がどう生きたいか”を知っているから、誰かのために動くときにも心がブレにくいのです。

まだ介護も先だし・・・何も起きていないと安心せず、小さな違和感のうちに自分を整える一歩を踏み出してみましょう🙌

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