前提や限定をしないこと
占いやセッションで、「自分が理想とする前提ありき」や「未来を限定」した訊き方をするケースがあります。
特に恋愛系の質問に多い印象です🤔
たとえば、好きな人がいたとして・・・
「相手は自分のことが好きかどうか?」
「付き合えるか?(結婚できるか?)」
・・・みたいなかんじです。
YESかNOか?的な内容や、せまい視点からの問いは、未来は自分次第で創っていけるはずなのに・・・その機会を逃してしまうことも多々あります。
占いやセッションを利用して「自分が望むような未来に近づきたい!」と思う方におすすめなのは・・・
自ら選択肢を狭めないようにするということ。
私は今までお客様の様々な問いを聞いてきましたが、
自ら選択肢を狭めて、欲しい答えしか受け入れない人と・・・
自分が今見えている選択肢以外にも、何かないか?と受け入れる意志がある人とでは・・・
現実の変化に、大きく差がでます。

恋愛相談の例でご紹介すると・・・
好きな人がいるAさんとBさん。
【Aさん】
好きな人が、自分のことを好きか知りたい。
今後付き合える?
それはいつ頃?
【Bさん】
好きな人がいてうまくいくといいとは思うけど、他の可能性や今後の恋愛についてヒントがほしい。
それぞれ「好きな人がいる」という状況は共通ですが、問いの内容が違います。
Aさんの問いに注目するとわかるのが・・・
Aさんの中では「意中の相手と付き合う」という前提があるので、限定した問いになります。
対してBさんは、相手が誰であっても「自分の恋愛がうまくいくヒントがほしい」という前提で、範囲が広い。
Aさんは特定の相手とのことしか目に入らないので、たとえば「他にいい人が現れそう」という意中の人との未来じゃない内容は聞いてもスルーします。
「意中の相手とうまくいく」という・・・自分にとって「良い答え」をもらえない場合、別の所へ同じ相談内容ではしごすることも珍しくありません。
Bさんは、「他にいい人が現れそう」ということを聞いて、「今好きな人はいるけど・・・もしかしたら、他にもいい人現れるのかも?」とその他の可能性に目を向けることができます。
結果、うまくいきやすいのはBさんの方です。
Aさんの方は・・・たとえば占いで「相手はあなたのことが好きで、半年以内に付き合えそうですよ」という内容を聞いたとしても・・・
Aさんのようなタイプは、「やった~♪」と言われた内容に安心して、実現するのをただ待つケースが多い。
たとえその時点では「うまくいく」という未来の可能性が本当にあったとしても・・・
その時点で、都合のいい内容をまだ実現していないのに「事実になる」と思い込むことで、
うまくいくための努力や行動を怠り、変化する状況に対しても楽観的に考えてしまう。
仮に相手が最初はAさんに好意があったとしても・・・他の人からアプローチを受け心変わりすることもありますし、何かのきっかけでAさんへの好意が消滅する可能性だってあります。
そうなったとしても、「占いではうまくいくって言われたのに!」と他人のせいにするケースも見かけますね・・・。
そして、現時点では相手の気持ちはAさんに向いてないようです・・・なんて聞いた日には、そんな内容は受け入れらない!とばかりに・・・また別の占いに行くことでしょう。
不倫の相談もそうですが・・・「相手が配偶者と別れる前提」なんですね🤔
相手がいつまでも離婚せずに、自分とは結婚しない・・・という未来は受け入れない。
昔占いの仕事をしていた頃は、恋愛相談がほとんどでしたが・・・
その9割が、Aさんのように自分が望む限定した未来を欲しがる内容でした。
そうなると・・・人や状況に執着してしまうので、ますます望む未来を実現しにくくなるのですが🤔
では、どうすれば望む未来を実現することにつながる質問ができるのでしょうか?
望む未来を引き寄せる質問のコツ

「YES・NO」で答えが決まる問いを避ける
「彼は私のことが好き?」「結婚できる?」のような 二択の質問 は、未来を断定的に縛ってしまいます。
なぜなら、YESでもNOでも・・・あなた自身が取れる行動や気づきにつながらないことが多いからです。
コツは、「どうすれば~につながる?」「どんな行動が役立つ?」など、自分の選択肢を広げる問いに変えること。
前提を「限定」しない
「この人と付き合える?」「相手は離婚して私と一緒になる?」などの問いは、
すでに「付き合う」「結婚する」という前提 が組み込まれている ことが多いです。
しかし現状は常に動いているため・・・前提を限定すると、他の可能性が見えなくなることも。
コツは、「今の恋愛をより良くするヒントは?」「私にとって最善の方向へ進むためには?」と、未来を限定しない問いをすること。
「他人軸」ではなく「自分軸」で問いかける
相手の気持ちや状況を知りたがる人は多いですが・・・実際それは、あなたにコントロールはできない領域です。
一方で、「望む未来につなげるためには、どんな行動を心がけるといい?」「成長するために、意識することは?」という問いは、自分自身が変化するきっかけになります。
コツは、「相手の気持ち」などの「相手」にフォーカスするのではなく、自分ができる行動や姿勢など「自分」にフォーカスすること。
「時間や期限」に縛られすぎない
焦る気持ちはわかりますが・・・「いつ出会える?」「いつ結婚できる?」などの時期を限定した質問は、おすすめしません。
なぜなら、未来は流動的で決定しておらず、あなたの選択次第で変わるからです。
コツは、「良い出会いを引き寄せるために今できることは?」「結婚につながる出会いを見つけるポイントは?」と、時期よりも「行動」に意識を向ける質問をすること。
ヒントを受け取る姿勢を持つ
占いやセッションの相手から得た答えを、「絶対そうなる!」と決めつけてしまうと・・・行動を止めてしまうリスクがあります。
逆に「これは私の未来を作るためのヒント」と受け取る人は、その後の現実を動かしやすい。
コツは、「未来は決まっていない。私はここから何をどう選ぶ?」という前向きな受け取り方をすること。
まとめ
望む未来を引き寄せるためには、
- 二択の質問をやめる
- 前提を限定しない
- 「相手」ではなく「自分」にフォーカスする
- 期限に縛られず行動に意識を向ける
- 答えを「ヒント」として受け取る
この5つが大切です。
占いやセッションは「あなたの未来を決めてもらう場所」ではなく、「自分の可能性を広げるための場所」です。
問いかけ方を変えるだけで・・・未来の選択肢は大きく広がり、望む方向へと進みやすくなります。
逆に、限定した前提で問いかければ得られる答えも狭まり・・・
未来の可能性を自ら閉ざしてしまうことにつながります。
一方で「他の可能性も受け入れる」という姿勢は、より柔軟で現実を動かしやすくなります。
恋愛でも人生全般でも、「問いの立て方ひとつ」で未来の広がり方は変わります。
本日は恋愛相談を例に出しましたが・・・仕事、人間関係など人生全般についても同様です。
また、当ルームではオラクルカードの講座を開講していますが・・・これも同じで、断定的な問いをしてしまうと・・読み取りにくい結果になることも多いです。
せっかくなら、「視野を広げる問いかけ」を意識してみてはいかがでしょうか?🙂