隣の芝生は青い

他人と比べることで生じる気持ち

8月はお盆期間がありましたが・・・帰省、旅行、久々に会う友人等、いつもと違う環境普段会わない人たちとの関りが増えることで、「隣の芝生は青く見える」状態になって落ち込んでいる人を見かけることがあります。

他人の暮らしや状況が自分よりも良く見えてしまう・・・

こんな感覚、多くの人が一度は経験したことがあることでしょう。

現代は特に、SNSやインターネットで「他人の幸せそうな瞬間」だけが切り取られて流れてきたものが目に入ります。

本来であれば、人生には人それぞれ悩みや課題があるものですが・・・

たまに会うだけの人やSNS・インターネット上の情報ではその部分が見えにくいため、隣の芝生が青く見えることがあります。

この状態の根本には、不足感自己肯定感の低さが隠れていることも多い。

不足感が生み出す心理の罠

不足感は「自分にはまだ足りないものがある」「もっと頑張らなければ」という思い込みを指しますが・・・

それが成長意欲としてポジティブに働くこともありますが、不足感が強いと心がだんだん消耗していきます。

人はもともと「欠けているもの」に注目しやすい傾向があり、たとえ9割が順調でも・・・1割の失敗に強く意識が向いてしまうケースも多いです。

不足感が強い人は、この思考が染みついているため、他人を見ると「自分にないもの」にばかり目が行きます。

その結果、他人と比較することでますます自己否定が強まり、「やっぱり自分はダメだ」「自分には価値がない」と思い込んでしまうことも。

自己肯定感の低さと比較の関係

自己肯定感が低い人は、自分の存在そのものを認めるのが難しい傾向があります。

そのため、自分がどれだけできているか?他人からどう見られているか?に意識が集中します。

よく、人の悩みのほとんどは対人関係にあると言われますが・・・

自己肯定感の低さは、他人との比較や周りからの評価に「自分の価値」を委ねてしまうことと深く関わっています。

・あの人は結婚していて羨ましい


・あの人は収入が安定している


・あの人は見た目がいい

こんな比較をすればするほど、「自分には足りないものばかり」と思えてしまい、本来持っている力や魅力に気づけなくなってしまう・・・。

過去の私自身もこんな状態でしたし、当ルームをご利用いただくお客様も初回はこんな状態の方もよく見られます。

どのケースを見ていても同じですが・・・自己肯定感が低く不足感が強いと、たとえ「人生良くしたい」と思っていても、良くなる方向に舵をとることができません。

隣の芝生が青く見える人の共通点

隣の芝生が青く見える人には、いくつか共通点があります。

自己評価の基準が「外側」にある



 自分の価値を「他人との比較」で測ってしまう。

特に、同じ年代や似た環境にある人と比べることが多い印象です。

私が遭遇したケースで紹介すると・・・Aさんという未婚の女性がいました。

Aさんと私は働く環境や暮らしの環境が似ており、同年代だったことから・・・Aさんは様々な面で私と比較していました。

その多くが、ネガティブな内容で・・・「そんなこと私に言われても・・・」というような内容ばかり。

また、周りには同じような年代の未婚女性が数名いましたが・・・その人たちが次々結婚していき、それと自分を比較して「自分にはできない」と言っていました。

また、仕事上でも・・・「〇〇さんはすごい」「△△さんは優秀だ」と他人を褒めるのはいいのですが・・・その後に必ず「自分はそんなふうにはなれない」と言います。

このようなケースは、

そもそも承認欲求が満たされていないことも多く・・・

本当は「自分も認めてほしい」という欲求が強いのに、それを自分自身で満たせていないことも多い。

 「今のままでは自分では不充分」と考えるクセがあるため、達成感を感じにくいこともあげられます。

    こんなふうに、心が「比較モード」になっており、それが日常茶飯事。

    比較から解放するためには?

    自分の成長に注目する

    比較するなら、他人と比較するのではなく・・・「過去の自分」と比べてみるのがおすすめです。

    「去年より〇〇ができるようになった」「以前より落ち込む時間が減った」など、「成長を基準」とした視点に立つことで不足感が和らぎます。

    とはいえ、他人と比較してしまうということは、誰しも少なからず起こることでもあります。

    そんな時は、「あ、また他人と比較しているな・・・」と気づき、比較対象を「自分」に変えましょう。

    日常の小さな満足を積み重ねる

    感謝を言葉にすることが幸福感が高まると言われていますが・・・

    一日の終わりに「今日よかったこと」を意識的にいくつか書き出すだけでも、自己肯定感が少しずつ育ちます。

    そんなことで?と思うかもしれませんが・・・習慣にすることで、自己否定のクセも和らいでいきますので、試す価値はあります。

    過去の私もやったことがありますが・・・最初は自分で失笑してしまうほど小さな項目を書いていました。

    「自分で当たり前」と思っていることも、周りの誰かにお礼を言われたり褒められたことがあれば、それも取り入れていました。

    続けていくと・・・「一日の中でよかったことはたくさんあるし、自分で思ってたよりも<できている>」と思うようになりました。

    そのうち、「健康で生きている」だけでありがたい・・・という気持ちが湧いてきますよ🙂

    他人を基準にしない習慣

    人にそれぞれ、人生の目的も課題も異なりますし・・・なにに幸せを感じるか?は人によって違います。

    そのため、自分にとっての「幸せの基準」を明確にすることが大切です。

    たとえば親しい友人にとっての幸せが「結婚」だとしても、あなたにとってそれが幸せとは限りません。

    小さなことで構いませんので、「自分なりの幸せ」を見つけていきましょう。

    そこに、他人からの評価や社会常識は関係ありません。

    「不足感」を「感謝」に変える

    「ないもの」に目を向ける代わりに、「あなたがすでに持っているもの」に注目しましょう。

    こう伝えると・・・「私には何もない」と言う方がいますが・・・

    「何もない」という視点で見ると、「すでに持っているもの」に気づけませんので、まずはその先入観を取っ払うことが重要です。

    自分で思いつかないなら、家族やパートナー、親しい友人などに訊いてみるのもひとつの方法です。

    そして、「あなたがすでに持っているもの」を見つけたら、それに感謝すること。

    たとえ自分の心の中で思うだけだとしても、感謝の習慣は心の安定にもつながっていきます。

    隣の芝生が青く見えたときは・・・

    「隣の芝生は青く見える」という感覚は、誰にでも起こる可能性があります。

    しかし、それが強くなりすぎると不足感や自己肯定感の低さに拍車がかかり、自分自身を苦しめる原因になります。

    そこで重要なのは、他人との比較から解放され、自分自身を肯定する力を育てることです。

    不足感は「自分にまだ可能性がある」というサインでもありますが・・・それに気づけないと、自己否定に変わっていきます。

    だからこそ、日常の小さな満足を積み重ね、自分の軸で生きることが必要です。

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