誰かに癒しを求めても救われない理由

本当の癒しは自分の中にある

つらい出来事があったとき、心が苦しいとき、思うようにいかないとき・・・

「誰か」や「何か」に癒しや救いを求める姿を見かけることがありますが・・・

本当の癒しも、本当の救いも、

自分の外側では起こらず、誰かに起こしてもらえるものでもありません。

自分に癒しを起こせるのも、救えるのも、自分自身しかいないのですが・・・

多くの人が、「誰か」や「何かに」癒してもらおう、救ってもらおうと考えます。

たとえば、誰かに優しい言葉をかけてもらったり、温かい場所に行ったりすると、一時的に心が楽になることがあります。

それは「癒されたように感じる瞬間」かもしれませんが・・・それはあくまできっかけにすぎず、

実際に癒しが起こるのは、自分の内側と向き合ったときです。

「癒してもらった」のではなく、

自分自身が「癒しを受け入れた」ということ。

救いを外側に求めるほど、苦しみは続く

「誰かに救ってもらいたい」「何かが変えてくれるはず」と思うとき、

無意識に「自分には力がない」という設定にしてしまいます。

本当はそうではありませんから・・・

「外に救いを求める」ほどに、「自分の本当の力」からどんどん離れていってしまう。

その結果、同じような悩みや出来事を繰り返したり、思うようにならない現実に悩むことになります。

では、どうすれば自分で自分を癒せるのでしょうか?

なにか特別な技術やたくさんの知識が必要なわけではありません。

それは、自分と向き合うこと。

自分と向き合い、「できない自分」「弱い自分」「誰かに頼りたい自分」「自分の理想とかけ離れている自分」etc.

・・・を責めずに、「それでもいい」と受け入れる。

受けいれる、認めることではじめて・・・自分の内側に癒しが起こります。

過去の私の例でいうと・・・ヒーリングを続けているうちに自分の内側に目が向きはじめ・・・

自分と向き合い、認めることで「癒し」が起こりました。

「救い」も、誰かに「あなたはそのままでいいんだよ」と言ってもらうことや肯定・共感してもらうことではなく・・・

自分で自分を許せたとき、救われました。

そこに辿り着くまでは、ヒーリングしたり、誰かのサポートを受けたりなどの「きっかけ」をいくつももらっています。

しかし、そのきっかけがたとえ100個あったとしても・・・

自分の内側に目を向け向き合っていかないことには、なにも起こらないのです。

「誰か」や「なにか」はきっかけにすぎない

ヒーリング、セラピー、スピリチュアルな学びなど・・・これらにももちろん意味はありますが、

「癒しを起こすためのサポート」として「自分を見つめるためのきっかけ」になるものであり・・・

最終的に癒しを起こすのは、自分自身

いくら誰かが導こうとしても、自分が「それを受け取る」と決めなければ何も変わりません。

「救ってくれる人」を探すよりも、「自分を救える自分」になっていくことが、本当の意味での「癒し」につながります。

スピリチュアル難民の例をみていると・・・「誰か」や「何か」に救いを求めるケースが多いと感じます。

自分自身のことには目を向けないから、どこへいっても救われないし癒しも起こりません。

しかし、そのことには気づかず・・・いつまでもさまよい続けるのです。

なにかを崇めたり、誰かに依存するのも同じ。

人生を良くしていくために必要なのは、

膨大な知識でもなく・・・

「すごい誰か」に「なにかしてもらうこと」でもなく・・・

高いお金をつぎ込んで何かを得ることでもなく・・・

ただただ「自分と向き合うこと」

自分と向き合う

自分と向き合う・・・ここでつまずく人も多くいます。

難しそう・・・

つらそう・・・

未知でこわい・・・

よくわからない・・・

自分と向き合うとどうなれるのか?確約した未来がほしい・・・

など、

様々な理由から、自分との向き合いが進まないことも多いです。

無理して進めることはありませんが・・・

人生充実させたいなら、避けて通れないことだといつもお伝えしています。

いくら言葉で説明をきいても、わからないことも多いでしょう。

わからないことは、まずやってみる。

これは、自分との向き合いに限らず・・・生きていく上での自己成長に必須な行動です。

昔、知人達が「占いに興味があるけど、いろいろ知るのがこわい」と言っていたことがありますが・・・

その理由は、

気づかなかったら幸せなことに、「気づいて」しまったり・・・

見ないフリして避けていたことを、「指摘」されたり・・・

改善点を知ることで、「やらなければならない」みたいな雰囲気になるのが苦痛だったり・・・

これらが明るみで出るのがこわい、ということでした。

その状態なら、たとえ自分と向き合ったとしても・・・向き合えないことでしょう。

なぜなら・・・最初から、拒否していますから。

本人としては、現状維持を望み、あわよくば今より良くなりたいと思うものの・・・

良くなることに対して具体的な考えや行動は伴わない、という典型的な例でした。

そのままで満足なら、それでもいいと思います。

ただ、現状に「癒し」や「救い」を求め、この状態から脱出してもっと良くなりたい!と願うのであれば・・・

やはり自分で自分を癒し救うしかないのです。

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