「自分の心の声」なのかわからない
自分と向き合う中で・・・「自分の心の声にしたがう」ことについてお客様から質問をいただくことがあります。
「このままでいいのかな…」「変わった方がいいのかな・・・」と迷ったとき、
特に仕事、人間関係、恋愛や結婚など・・・大きな選択の前では、不安や葛藤がつきものですが・・・
そんなとき、浮かんできた「自分の心の声らしきもの」が・・・
これは「逃げの思考」なのか?
それとも・・・
「自分の心の声」なのか?という疑問。
現実逃避と心の声の違いの判別がつかないというご相談をいただくことがあります。
現実逃避とはどんな状態?その特徴と心理的なサイン
「もう無理」「どうすることもできない」「全部リセットしたい」「どこか遠くへ行きたい」
人生の中で、一度はそう思ったことがある方もいることでしょう。
現実逃避は、「今ある状況のつらさ」や「プレッシャーから目を背けたい」という気持ちから生まれることが多く・・・
💡現実逃避の特徴:
- 強いストレスや不安がきっかけになる
- 「解決すること」ではなく、「とりあえず回避すること」が目的
- 「逃げた後どうなるか」など、将来的なことはあまり考えられない
- 決断した後も、モヤモヤや罪悪感が残りやすい
- 同じようなパターンを何度も繰り返すが、その都度「一時の対処法」で乗り切る
スピリチュアルでもよく使われる「自分の心の声」とは?
スピリチュアルな文脈ではよく「ハイヤーセルフ」「自分の魂の声」などとも言われますが・・・
もっと日常的な表現をするなら、「直感」や「気づき」と表現できるかもしれません。
心の声の特徴
- 判断に焦りや不安が伴わない
- 客観的で落ち着いており、冷静に感じる
- 「他人」ではなく「自分」がどうしたいかが軸になっている
- 未来に向けて、希望や成長の感覚がある
例えば、「もうこんな状況は嫌だ」と感じるとき・・・
それが「疲れたから逃げたい」のか、「次のステージに進む合図」なのか・・・
その違いを見極めるには、「感情の質」に注目することが大切です。
「逃げの思考」と「自分の心の声」をどう判断する?
浮かんでくるものが、逃避したい気持ちからくるものか・・・本当の心の声か・・・
以下のチェックリストを参考にしてみると、気づきがあるかもしれません。
✅判断のチェックポイント
- 「自分はどうしたいか?」という視点になっているか?
- 「こうしなければならない」「〜すべき」「普通は~」が動機になっていないか?
- 自分の選択を「他人が理解してくれなくてもいい」と納得できるか?
- その選択をした自分を、少しでも良いと思えるか?
- 「ここから逃げ出したい」が最初の感情になっていないか?
すべてに「YES」と答えられるとき、現実逃避ではなく「今のあなたに必要な選択」をするために・・・
自分の心の声が聴こえているのかもしれません。
大切なのは「正しさ」より「納得感」
人はつい、「どちらが正しいか」「間違っていないか」で選ぼうとしてしまいますが・・・
本当は、「自分が納得できるかどうか」がいちばん重要。
どんな選択にも完璧な正解はなく、どれを選んだからといって間違いもありません。
ただし、心に浮かんでくることをスルーし続けていると・・・あとで「本当の自分」を見失ってしまうことがあります。
「変わりたい」と思ったときが、変化の始まり
人生に迷いはつきものですが・・・
「もしかして、このままじゃいけないかも・・・?」と思った時点で、あなたの内側ではすでに変化を始めています。
現実逃避でもなく、我慢でもない、「自分らしい選択」をするために、まずは焦らず自分の本音に静かに耳を澄ませてみてはいかがでしょうか?