光と影
「光と影」と聞くと・・・あなたはどんなイメージを浮かべますか?
私が見たところ、「光=良いもの」「影=悪いもの」ととらえる方が多い印象です。
実際は、どちらも良し悪しはなく・・・
我々にとって、どちらも欠かせないものであり、光と影はふたつでセットです。
光だけを求めると苦しくなる?
特にスピリチュアルに傾倒している人を見ると・・・光だけを追い求めるケースをよく目にします。
光=ポジティブととらえ、たとえ辛いことがあっても無理やりポジティブになろうとしたり、嫌なことはなかったことに・・・と現実逃避したりすることも珍しくありません。
人間関係のトラブル、不安、孤独、恐れ、挫折、失敗 etc.
一見、光とはかけ離れているような状況の中でも、「影」の部分は光をよりはっきりと感じるための背景でもあります。
影を受け入れたとき、光が見える
影は無理矢理消して「なかったこと」にするのではなく、むしろ「自分にとっての意味」を見つけることで変わります。
たとえば、
- 影を通して「自分の弱さ」に気づく
- 影があったから「人の優しさ」が身にしみる
- 影を抜けたからこそ、「光のありがたさ」を実感できる
など・・・光と影、両方を経験してこそ人は成長を繰り返すもの。
どちらかに偏りすぎると・・・
光があれば影もあり、影があれば光もある・・・
しかし、それに気づけずずっとどちらか一方に居続けようとするケースもあります。
よく見かける例では、
自ら悲劇のヒロインになって、自己憐憫・他責・依存を繰り返し・・・「かわいそうな自分」で居続けること。
その状況の中にも光は存在しますが・・・それを見つけようとしないので、気づきません。
逆に、スピリチュアルに傾倒していてポジティブな面ばかり追い求めるようなケースも・・・
表面的には光のように感じられますが・・・心の中は闇がいっぱい、ということも珍しくありません。
しかし、闇である影の部分は見たくない・・・と無意識に現実逃避することで、光の部分だけに焦点を当てることに。
どちらに偏っても・・・心の満足感は得られませんし、常に同じような問題を繰り返し続けます。
当ルームでは、ヒーリングクラスやセッションの中で、自分と向き合ったお客様が・・・
「自分の影の部分」を目の当たりにして、最初はそれを受け止めきれない・・・という様子を目にすることがあります。
そこで見ないふりをしてしまうと、光だけを追い求めるケースにつながっていきます。
逆に、自分の影の部分ばかりにフォーカスしすぎて光の部分に目を向けられないと・・影にどっぷりつかりすぎて光に気づけない。
私はこのふたつのバランスをとるようにご案内していきますが・・・
自分以外の他者が関わることで、はじめて自分の中の「光」や「影」の部分に気づく・・・という例も多いです。
光の部分も影の部分も、どちらも自分の一部。
どちらが良いも悪いもなく、どちらも必要なことに気づいていきたいですね🙌