自分にとって都合いい部分にだけ目がいく
恋愛すると・・・「自分が見たいものしか見えなくなる」・・・こんなケースをよく見かけます。
たとえば、
「相手が返信くれないのは忙しいから」
「あの人、冷たいけど本当は優しい人なんだと思う」
「私がいるから、奥さんと別れるはず」
etc.
相手の行動を都合よく解釈する。
恋する乙女は盲目といいますが・・・実際は、自分の心のバランスを失っているサインかもしれません。
たとえば、
恋愛のお悩みを抱えている人の中で・・・
相手が運命の人かどうか?
相手との相性はどうか?
それを気にするあまり、本質的なことを見落としている・・・というケース。
個人的には・・・
今付き合っている相手が、自分の運命の人かどうか知って・・・どうするの?
と思います。
運命の人じゃなかったら、別れるの?
そもそもなにをもって「運命の人」って定義づけるの?
ツインレイかどうかって、そんなに重要なこと?
そんなのどうでもよくて・・・
「自分が相手と一緒にいて感じること」を大切にしたらいいんじゃないかなぁ・・・。
と、私は思う派です。
大切なことは、誰かに「相手は運命の人ですよ、ツインレイですよ」ってたとえ言われたとしても・・・
う の み に し な い
いくつになっても乙女心を持った女性は、自分に都合良い展開を期待します。

私が20代だった頃、
昔の知人と再開した友人が・・・相手と運命的な展開になったと信じていたことがあります。
友人はすっかり相手に心酔していましたが・・・私からするとあらゆる面でうさんくささ満載の相手でした。
ある時から二人は、私にも多大な迷惑をかける状態になったので・・・
それを指摘しましたが、友人はまるで信者のように彼氏を信じており、私をうっとうしく感じている様子でした。
しかし、その恋の結末は・・・運命でもなんでもなく、結局友人は彼氏からサギの被害に遭い相手は行方をくらます・・・という形で終わりを迎えました。
友人が運命的な再会だと信じた彼氏は、今で言うロマンス詐欺だった。
恋する乙女は盲目・・・を目の当たりにした一件でした。
ロマンス詐欺のように、恋する乙女の恋愛感情を利用した商法は世の中にはたくさんありますね🤔
運命の人やツインレイという言葉巧みな商法などもそのうちのひとつです。
私が過去に占いの仕事をしていて実感したことは・・・
恋愛成就や結婚に執着するあまり、本質的なことを見落としている人が多いということです。
冒頭でお伝えしたように・・・
運命の人だったら、どうするの?
ツインレイだったら、なんなの?
・・・というところ。
逆に、そうじゃなかったとしたら・・・
たとえ今うまくいってても、別れるの?
今の相手とは別にいるはずの、「運命の人」を探すの?
そもそも「相手は運命の人です」とか「ツインレイです」とか誰かに判定をもらわないと安心できない時点で、そうじゃないんじゃない?と思いますが🤔

近年、特に不倫や片思いでツインレイを都合良い言い訳に使う人をよく目にするようになりました。
その理由は・・・思うようにうまくいかない状況が、その特徴に当てはまるということらしい。
私はヒーリングルームを運営しているので、スピリチュアルに偏った考えを持っていると思われることがありますが・・・いたって現実的なので、辛口に聞こえる場合もあるかもしれませんが・・・
「一見スピリチュアルっぽいこと」を言い訳に現実逃避する方にも、現実的な内容でお伝えしています。
しかし、そういう方は現実を見れないので、理解ができないこともあります。
現実を見れないと・・・そのしわよせがきて、あとで困るのは自分です。
以前お客様から、意中の相手が自分に恋愛感情を持つように働きかけるサービスがあるときいたことがありますが・・・
それを信じるのは個人の自由ですが、仮にそれが本当だとしたら・・・
世の中、誰かの意のままに恋愛感情を操られることになりますよね?
冷静に考えればわかりますが、冷静になれないのが盲目状態。
恋愛に盲目になりやすい人の特徴
恋愛で自分に都合いいことにしか目を向けない人は、これらの特徴があります。
- 自分に自信がない
- 一人でいるのが不安
- 過去の恋愛や親子関係で傷ついた経験がある
- 愛されることで「自分の価値」をはかる
これらの心の状態は、無意識に「恋愛することで自分の価値を証明しよう」としてしまい、相手への執着・依存・自己犠牲が止まらないことも。
執着も依存も自己犠牲も、自分が本当に幸せになるためには不必要なもの。
私が昔、ある会社と契約して占いをしていた時には、不倫の相談も多かったのですが・・・
自分が今、不倫状態にあるかどうかわからないという方も結構いました。
なぜなら、付き合っている相手が結婚しているかどうか・・・こわくて本当のことを知りたくないので「独身かどうか尋ねたことがない」というのです。
たとえ相手の言動に不倫特有の兆候が見られても・・・「ううん、きっとそれは〇〇だからだ」と自分に都合いい理由を見つけてそれで終わらせてしまうのです。
世の中には、問題解決はどうでもよくて・・・誰かに占ってもらって言葉をもらうだけで「安心したい」「共感してほしい」と思う人も大勢います。
そしてそれがビジネスとして成立するほど、需要と供給があるのも現実です。
ちなみに・・・私自身はこれに賛同できないし、今悩んでいることの問題解決ではなく「ただ話をきいてほしい」「安心する言葉をかけてほしい」という、依存を招き問題を先送りするだけの対応を「私はしたくなかった」ので辞めましたが、これらのビジネスそのものを否定する気はありません。
私は、「目の前の問題から目をそらさず、現状を改善して本当に自分が思うような未来へ進んで行きたい人」のサポートをしたかったので・・・「依存」ではなく「自立」したい方の力になりたいと考え、起業しました。
話を元に戻しますが・・・
恋愛に盲目な場合、自分では気づきにくいと思います。
友人や家族などの信頼関係がある人の声も耳に入りません。
占いなどのサービスを利用する際は・・・今の自分の状況を肯定してくれる内容よりも、自分ではそう思わなかったような内容のアドバイスに耳を傾けるのがおすすめです。
そこに、盲目状態から脱出するヒントがあるかもしれません。
脱出したくない、現実を見たくない場合は・・・自分にとって「耳障りがいい言葉」だけに耳を傾けるのもまた自由。
どんな未来を掴むかは、自分次第。
そのためになにをするか?も、自分次第
その「自分」を見失う盲目状態のままで進む未来はどんなものになるでしょうか?
今の状態が、「本来の自分らしさ」を失わせてしまうなら、どこかで立ち止まって見直すことも大切です。