不幸なのは誰のせい?

自分は「不幸だ」と感じる人の特徴とは

様々な方のお話をうかがう中で・・・

「自分は不幸である」という状況から抜けられない、こんな場面を見かけることがあります。

不幸から抜け出せない人の特徴は、

まず第一に、「自分はかわいそうだ」「自分は不幸だ」自分自身でそう思っているという大前提があります。

・過去にとらわれている

・他人の話やアドバイスに耳を貸さない

・他人と比較し自虐的

・今あるものに感謝できない

・他人軸で生きている

・完璧主義

その多くが・・・「環境そのもの」が不幸なのではなく、「自分の思考や行動」が不幸の原因であることに気づきません。

言い換えれば・・・

自分の思考や行動ひとつで、「不幸」→「幸せ」に一瞬にして変えることも可能なわけで🤔

自分自身を不幸認定すると・・・自分のみならず、知らず知らずと他人の不幸も願うようになることもあるので要注意。

以前、高齢の知人から驚くような話を聞いたことがあります。

知人は夫と暮らしていますが・・・知人の周りの女性は、高齢のため夫に先立たれた人もちらほらいます。

その中の一人に・・・「早くお宅のだんなさんも、●ねばいいのに」と言われたそう😔

自分は夫に先立たれて辛いから、あなたも同じ状況になればいいのに・・・という内容だったそうです。

「夫がいない」ことで自分を不幸認定している場合、自分と同じ状態の【不幸仲間】(←本人が勝手に認定)の人を見つけると喜んで仲良くなり、夫が健在の人を・・・その理由だけで毛嫌いしているというケースを、私も目の当たりにしたことがあります。

結婚したいのに結婚できない人が、「既婚」という理由だけで相手を毛嫌いするのに似ているかもしれません🤔

このようなケースは・・・夫がいる=「幸せ」、夫がいない=「不幸」という価値観なので、その価値観をやめれば・・・状況は変わってなくても、不幸じゃなくなるんですけどね。

当ルームで以前見かけた例で・・・

自分の意志に反して、離婚することになってしまった。

自分は不幸なので、なんとかして幸せになりたい。

そう話している方がいました。

幸せになるための手段が、本人とって「スピリチュアル」だそう。

こんなケース、実は多いです。

不幸だと感じる時・・・目に見えないものに逃避するケースはよくあります。

スピリチュアルな何かを学んだり、受けたりすることによって・・・状況が好転することを願う。

しかし、実際は・・・

それらを学んだり受けたりしても、本人が「不幸グセ」をやめない限り、幸せにはなれないのです。

そもそも、スピリチュアルに逃避すること自体・・・不幸のはじまりとも言えます。

不幸の定義は人によって異なりますが・・・

今、不幸だと感じるから、「幸せになりたい」と願うのは当然のこと。

しかし、その幸せになる手段を誰かやなにかに委ねたり逃避するのではずっと不幸のままだということにも気づかなければそこから抜け出せません。

さきほどの例の、幸せになるための手段が「スピリチュアル」だと言ったケースでは・・・

「ヒーラーになりたい」というお話につながっていきました。

ヒーラーになりたいのはいいとして・・・今の「自分は不幸だ」という意識のまま、ヒーラーという仕事ができますか?

という話なんですが・・・🤔

本人的には、「何を習えばヒーラーになれるのか?」というところに焦点が当たっていて・・・

今の本人の状況に対する現実的な話やアドバイスは全く耳に入らないようでした。

ヒーラーになれば、自分も幸せになれるし、他人も幸せにできると考えているようでした。

私が個人的に思うのは・・・

「自分の癒し」にも焦点を当てられない人が、他人の癒しのサポートができるとは思いません。

当ルームは完全予約制ですが、予約せずに来店したため一度お断りすると・・・こちらに対して、私には全く関係のない本人側の都合を述べながら・・・「こんな状況にも関わらず、わざわざ遠くから来てあげた」という主張をしてきました。

まるで自分は不幸なんだから、許されるでしょ?と言わんばかりの主張でした。

このようなケースは、自分自身で自ら不幸にしていることを、いくら伝えても理解できないため・・・

欲しい答えを求めて、また別のどこかを彷徨う可能性が高いです。

実際、セッションの最初の方でスピリチュアル難民だと自己申告していました。

スピリチュアル難民の自覚があるのに、それをやめられない・・・だから、不幸が続くのです。

不幸の原因は自分の中にある・・・という視点を持てたとき、そこからは幸せへの道のりがはじまります。

そして、「不幸」も「幸せ」も社会や他人の価値観に合わせて他人軸で生きてしまうと・・・

たとえ一般的に言われるような「幸せ」の状態を手に入れたとしても・・・心は満たされず、結局「幸せなはずなのに・・・」と不幸を感じるときと同じような状況になることもよくあります。

幸せになる方法

では、「幸せ」になるためにはどうすればいいのでしょうか?

・不幸グセの思考や行動をやめる

・「幸せ」や「不幸」の定義を他人基準にしない

・自分とは違う考えや意見でも、他人の話やアドバイスに耳を傾ける

・不幸要素より、「今ある幸せ要素」を探す

・辛い現実から逃げずに向き合い、そこから脱出する方法を考え実行する

これらを意識的に行うのがおすすめです。

不幸に浸る自分が好きならそれでもいいですが・・・

本気で幸せになりたいなら、まずは「今不幸だと思っている現状」は自分で創り上げていることに気づきましょう。

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