「知ってるつもり」では変われない
先日、いちきしまコーヒーで行う陶芸ワークショップに参加して、はじめて陶芸を体験しました。
これまでの2回開催時は、参加者の様子を見ているだけでしたが・・・
自分で実際に手を動かしてみて、やはり見ている時と実際にやってみることは別物だと改めて実感しました。


見聞きしたことと実際に体験することは違うということは、日常のさまざまな場面でもよく見かける現象です。
なにか知りたいことがあった時、インターネット・本・動画などから多くの知識を得て、それを「もう知っている」と思い込んでしまう。
しかし、それは「頭でわかった気になっている」だけで、「実際にやってみた経験」とはまったく違います。
知識を活かすには実践が必要
この「知識だけでわかったつもりになる状態」は、実は成長や変化の大きな妨げになります。
体験せずに知識だけを蓄えていると、誰かの体験談をあたかも自分のもののように錯覚してしまい、自分自身の体験や挑戦を避けるようになることも・・・。
実際、当ルームでセッションを受ける方の中にも、「それ、知ってます。こういうことですよね?」と反応される方がたまにが見られます。
でも本当にその内容を理解し、行動に落とし込めていたら・・・そもそも今の問題は起きていないかと😔
「知っていること」と「できていること」はまったく別物なのです。
たとえば以前、婚活のご相談に来られた方は「今の状況を変えたい」と言いながらも、話すたびに「それ、知ってます」と何度も話をさえぎり、話を聞かない状態でした。
最期まで聞いたとしても、何かで得た知識をもとに「でも」「だって」と言います。
よくよく話を聞くと、大量の情報をただ頭に詰め込んでいるだけで、情報の取捨選択も実践もされていませんでした。
このように、知識過多の状態は、自分を見つめ直す妨げにもなってしまうのです。
当ルームでも、スピリチュアルが好きな方やヒーリングやオラクルカードを学んでいる方にも、同じような傾向が見られることがあります。
たくさんの知識を持っていても、実際に自分の人生に活かせていない。
結果として、「変わりたいのに変われない」という堂々巡りに陥ってしまうのです。
では、どうすれば変わることができるのでしょうか?
まずは、今まで得た知識を一旦脇に置き、「先入観を持たずに体験してみる」ことが大切です。
「これはこういうことだ」と決めつけてしまう思考こそが、変化を妨げる最大の壁になることもあります。
実際に変化を起こせる人というのは、たとえ知識がゼロでも素直に話を聞き、自分の内側と向き合える人です。
頭で理解したことを、実際に体験として落とし込んでいくことが、人生を変える第一歩になります。
もちろん、知識を得ること自体は何の問題もありません。
しかし、変わりたい・現実を良くしたいと思うなら・・・一度その知識を手放し、まっさらな自分として取り組む姿勢が重要です。
私が講座などでよくお伝えしているのは、これまでの自分から生まれ変わるつもりで自分と向き合うことをおすすめしています。
なぜなら、今までの思考と行動が、今の状況をつくっています。
そこを変えずに、未来だけを都合よく変えることはできません。
だからこそ・・・知識に頼りすぎず、自分の今を見つめなおすことが変化への第一歩につながっていきます🙌