要望に応えたけど反応がない時は立ち止まってみる

個人でサービス提供している人のお悩み

本日は、個人でサービス提供している方からいただくご相談をテーマにお届けします。

当ルームのお客様の中にも、個人でサービスを提供されている方々もいらっしゃいますが・・・

日頃ご相談のテーマでいただくことがあるのが・・・お客様からのご要望への対応について。

人によって姿勢は異なりますが・・・

・一から十までお客様の期待に応えようとする人

・できないことはできないとはっきり言える人

・できる範囲で応えるけど、モヤモヤする人

・・・など、様々なケースがあります。

ちなみに、私自身は・・・できる範囲で応えるけど、できないことややりたくないことは無理してお受けしない。

という方向性です🙂

ご相談の中でも多く見られるのが・・・

「●●してほしい」という要望があって、その通りにしてみるけど・・・

リクエストした本人も利用しないし、需要もなかった・・・というケース。

私自身、今まで様々なケースを見てきて感じたことですが・・・

「こんなサービスがあれば利用したい」と言った人はたいてい来ない・・・というケースが多いです🤔

個人でサービス提供しているAさんからのご相談によると・・・

「この時間帯、曜日なら行けるんですけど…」

「こういうメニューがあれば受けたい」

「〇〇みたいなイベントあったら参加します!」

そんな「リクエスト」をいただくことが増え、最初のうちはありがたく受け止めて・・・

「なるほど!ニーズがあるなら実現する努力をしよう」と考え、

時間を調整し・・・

メニューを作り直し・・・

企画を練り直し・・・

リクエスト通りのものを提供したそうです。

しかし、現実はというと・・・

リクエストした本人は、結局来ない。

他の人にも需要がなかった。

リクエストした本人からは何のリアクションもなくスルーされたり、

「今いろいろバタバタしてて…」「仕事が忙しくて・・・」の一言で終わる。

せっかくリクエストに応えたのに需要がなかった・・・という現実に、自己肯定感がだだ下がり。

Aさんだけではなく・・・自分でなにかやってる人あるあるだと私は思います。

そして、これは個人でのサービス提供に限らず、企業でも同じです。

私が会社勤めしていた頃・・・

イベント、セミナー、勉強会などにお客様をご案内するとき、

「この曜日じゃなかったら行けるんだけど・・・」

「午前中なら行けるんだけど・・・」

「こんな内容だったら行くんだけど・・・」

・・・みたいなことを言われることが、よくありました。

いただいた内容を見直しし、次回はそれに対応できるような内容で開催しても・・・

言ってた方々は来ない😅

●●だから行けない・・・のではなく、

何らかの理由で最初から来る気がないのだということに、皆気づきました。

また、自分が「仕事で来れないから」という理由で・・・

「営業時間を●●時からにしてほしい」「●曜日(定休日)も開けてほしい」など・・・

この他にも・・・本当にいろんなことを言われました😂

その後、営業時間が変わっても、定休日が変わっても・・・来ませんでしたけどね🤣

「声をあげる人=利用する人」ではない

要望をたくさん出してきたり、同じような内容の要望が増えたとき・・・

熱心なお客様のように見えてしまうことがありますが、

でも実際は、そういう人ほど「口だけ」だったりすることも珍しくありません。

・選択肢が多いことで、「いつでも利用できる」と安心する

・「自分に合わせた対応をしてくれるか」を見てただ満足する(または試す)

・深く考えず、その時思いついたことをただ言ってるだけ(そして忘れる)

つまり、「利用するかどうかは未定だけど、主張はしたい」という層も一定数いるのです。

要望は「ヒント」にはなるけど、「需要」とは限らない

重要なのは、「言われたこと」=「自分がやるべきこと」に直結するわけではないということ。

ここがぶれると、振り回されたり・・・迷走したり・・・自己価値が下がっていったりします。

確かに、要望の中には自分がより良いものを提供するヒントにつながることもあります。

でもそれを実現したとしても・・・実際に利用されるかどうかは、また別の話。

・その要望を出した人が、利用する可能性は?

・それが他の人にも需要がありそうか?

・今の自分のサービスの軸と合っているか?

などなど・・・

いろんな視点から冷静に見極めないと、「要望に応え続けた結果、利用されずただただ自分の労働力や神経がすり減るだけ」ということになりかねません。

中には、疲れてやめてしまう人もいますので・・・そんな時は、

自分はなんのためにそれを始めたのか?を見直してみるといいかもしれません。

「要望」は「ヒント」として参考程度に・・・最終判断は自分がする。

それが、ブレずに長く続けていくコツではないでしょうか?🙂

人それぞれ掲げているヴィジョンは異なりますし、何を良しとするかも自分の信念によって様々です。

私の例でいくと・・・

例えばお客様から「●●をみんなやってるから、飛鳥さんもやればいいのに」と言われることもよくあります。

「みんなやってるなら、自分もやってみよう」と思う人もいるでしょうし・・・

「みんなやってるから、自分はやりたくない」と思う人もいるでしょう。

私の場合、「みんながやってる理由」や「ニーズ」を探り・・・

それが必要だと思えばヒントとして取り入れるかもしれないし、必要だと思わなければ取り入れない・・・という感じです。

発信に使うツールひとつにしてもそうですが・・・そのツールにどんな傾向の人が多いかと言う特徴がありますよね🤔

なので、●●で発信するのがいい・・・とは断言できないでしょうし・・・

人それぞれ「どんなお客様にきてほしいか?」が異なりますし、その時々で使うツールを変えるのもいいかもしれません。

冒頭でご紹介したAさんのお悩みは・・・

自分の軸がブレることなく、お客様のご要望からヒントを得て必要な部分を取り入れていけばいいんじゃないかな?と私は思います。

また、せっかくリクエストに応えた内容をつくったなら・・・リリースに際しての現実的な計画性も必要です。

自分でサービス提供するということは、これらの部分も含めて自分で考えて進めていくので・・・

最初は大変かもしれませんが、進めていくと楽しい事ややりがいもたくさんありますよ🙌

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