「相手にとって必要ない」と決めつけていませんか?

相手に必要ないと勝手に決めつけない

「あの人には、これは必要ないから・・・」

「あの人は、これは関係ないだろうから・・・」

日常生活や仕事の中で、無意識に相手のニーズを判断してしまうことはありませんか?

「これは相手にとって必要ないだろう」と勝手に決めつけ、提案や意見を控えてしまう・・・

こんな現象を見かけることがあります。

例えば、仕事で新しいアイデアを思いついても、頭の中で・・・

  • 「興味を持たないかもしれない」

  • 「迷惑になるかな」

  • 「役に立たなかったらどうしよう」


こんな気持ちが湧いてきて、結局何も言わない・・・。

自分では相手を思いやっているつもりでも、実際には仕事の発展の可能性を奪い、コミュニケーションのチャンスを逃しているかもしれません。

提案することの重要性

相手にとって本当に必要かどうかは、相手に聞かないとわかりません。

自分は「必要ないかも?」と思っても、実際には相手にとって価値ある情報やヒントであることも多いのです。

ここで重要なのは・・・

・勝手に相手のことを決めつけない

・相手に提案しても、どうするか決めるのは本人である

ということです。

相手に幅広い選択肢を提供できる

提案というと、大それたことのように聞こえるかもしれませんが・・・

「こういう選択肢もあるよ」と伝える行為です。

相手の中には、もしかするとその選択肢はなかったかもしれません。

相手はその中から自分に合うものを選べるため、必要性の判断は相手自身に委ねられます。

信頼関係を築ける

伝えたい内容を思いついたのに黙ってしまうより・・・提案することで相手も「自分のことを考えてくれている」と感じます。

人間関係やビジネスにおいて、信頼関係は成果や協力につながる重要な要素のひとつです。

たとえ相手がそれを選ぼうとも選ばなくとも、関係ありません。

新しい気づきや発見が生まれる

提案はコミュニケーションを生み、自分では想像できなかった意見やアイデアを相手から受け取る場合もあります。

それが学びや成長のきっかけになることも少なくありません。

「勝手に決めつける」を減らすための具体策

では、どうすれば相手にとって・・・勝手に「必要ない」と決めつけることを減らせるのでしょうか?

まずは提案してみる

「必要ないかも」と考える前に、一度提案してみることが大切です。

提案することそのものが、相手の可能性やチャンスを広げる行為につながるかもしれません。

提案後の相手の反応や質問から、隠れたニーズや関心を知ることもできます。

それにより、相手に合わせたコミュニケーションの質も高まることも・・・。

また、相手が提案を受け入れなかったとしても・・・それは自分の価値を否定するものではありません。

否定されたように感じるのがこわくて、提案できない・・・という方もよく見かけます。

提案はあくまで「選択肢の提示」です。

受け入れられなかったという結果ではなく、「提案そのもの」が今後の改善や学びになります。

私自身、よく「提案」をします。

会社員だった頃でまだ自分と向き合えてなかった時は・・・

「提案して断られたら嫌だ」ということにばかりフォーカスしていました。

今もそうですが・・・「このお客様にはこれは必要ないかも?」とたとえ一瞬思ったとしても、提案します。

それを相手が選ぼうが選ばれなかろうが、どうでもいいのです。

相手にとって、なにか選択肢が広がったり・・・わずかでもきっかけやヒントがあるかもしれないから。

断られたら・・・迷惑がられたら・・・と思う人は、

断れたら、なんなのか?

迷惑がられたら、何が起こるのか?

を考えてみるといいですよ🤔

一見相手のことを配慮しているように見えて、実は自分のことしか考えてなかった・・・

ということに気づくかもしれません。

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