思考停止の人の特徴と人生良くするために必要なこと

思考停止とは?

世の中には、「自分で考えない人」が意外と多くいます。

ここで言う「考えない」とは、「知識がない」とか「頭が悪い」という意味ではありません。

例えば・・・

・誰かが言ったことや流れてくる情報を、そのまま信じる

・目の前の状況を、自分で判断しない

・問題が起きても、原因を振り返らない

こんな状況を思考停止と呼びます。

忙しい現代社会では、すべてを深く考え続けることは難しいでしょう。

しかし、日常の多くの場面で思考停止が続くと・・・

自分の人生に影響が出てきます

そして、やっかいなのが・・・思考停止している人ほど、自分がそうだと自覚していないことです。

今回は、日常の中にある「自分で考えない状態」の具体例と、それが人生にどんな影響を与えるのか?についてお伝えしていきます。

自分で考えない人の特徴と具体例

社会常識やメディアの情報をそのまま信じる

思考停止の代表的な例が・・・

「誰かが言っているから正しい」という考え方。

・社会の常識

・有名人の発言

・メディアの情報

・SNSの意見

・学校の先生や家庭で親に言われたこと

etc.

これらを参考にすること自体は問題ありませんが・・・

問題は、それについて自分の考えを持たないことです。

例えば

「みんなが言っているから、そうなんだろう」

「テレビで言っていたから、正しい」

というように、「情報をそのまま受け取るだけ」では、自分の判断力は育ちません。

情報が多い時代だからこそ、

「自分はどう考えるのか?」を考える習慣が必要になります。

例えば、「お金を借りること」や「借金」は良くないことだ、という前提で生きている人は多いと思います。

しかしその一方で、車のローンや住宅ローンを組んでいる人もたくさんいます。

それは・・・借金ではないのでしょうか?🤔

ローンほどの額じゃないので気づきにくいですが・・・クレジットカードも同じ。

こうした矛盾は、「借金は悪いこと」という前提を深く考えずに受け入れていると気づきにくいものです。

本当に自分で考える人は、「前提」に対しても・・・

「なぜ借金は悪いと言われるのだろう?」

「どんな借金が問題なのだろう?」

「自分にとってはどうだろう?」

という視点を持つようになります。

もう一つ、よくあるのが「終身雇用」の考え方です。

会社に入れば、定年まで安定して働ける・・・そう思っている人は、現代でも少なくありません。

しかし実際には、早期退職を募る企業や大規模なリストラを実施する企業も増えてきています。

周囲でそんな出来事を目の当たりにしていても・・・

「自分の身には起こらないだろう」と、なぜか思い込んでしまう人もいます。

その結果・・・

収入の選択肢を増やすことや、他の可能性について考えることをしないまま時間が過ぎてしまう。

そして、収入の選択肢を増やすことや、他の可能性について考えることをしないまま時間が過ぎてしまう。

世の中には、このように「当たり前」とされている前提が実はたくさんあります。

自分の立場だけで物事を判断する

自分の立場しか考えられないケースも思考停止の代表例です。

公共の場で、よく見かける光景があります。

「自分の今の状況」が、「自分にとっては当たり前」だから・・・それを基準にしてしまう人。

自分の現状に対して、相手に「なんで対応してないの?」というような要求をする。

中でも・・・小さなお子様連れのママさんのケース、よく見かけます。

たとえば、自分が赤ちゃん連れでどこかへ出かけたとして・・・

出かけた先で、そこの備品や施設の設備に対して「なんで対応してないの?」

もちろん、子育てをしている方にとっては、必要なことや設備なのかもしれません。

しかし、どう見ても赤ちゃん対応を前提としていない施設に対して、当然のように要求しているのを見かけることが多々あります。

このようなケースでは、

・今自分がいる場所(施設など)が、そこに存在する理由

・利用者の層

・運営側の事情

・・・などを考える視点が抜け落ちています。

自分の立場だけで物事を見ると、世界は常に「不満だらけ」に見えてしまう

目の前にある情報を見ない

会社員時代、よくあった出来事があります。

電話で「今ホームページを見ているんですけど…」

と言われるのでページを確認すると、

その画面に書いてある内容を質問されることがよくありました。

いや、HP見てないやん(心の声)

また、ある時は・・・

ドアの前に注意書きが貼ってあり、そこを通らないと中に入れない構造なのに、

中に入ってから「そんなの見てない」と言われることもありました。

また別の例では「せっかく来たのに、臨時休業だった」というクレームを受けたこともありますが、

ホームページには臨時休業のお知らせを掲載し、メール登録している方には事前に案内もしていました。

それを伝えると、「そんなの見ないから知らない」と言われてしまう・・・。

このような出来事は珍しいものではなく、実際に多くの現場で起きています。

ここで起きているのは、「情報がない」のではなく、情報を見ようとしていない状態です。

マニュアル通りのことしかできない

思考停止の他の特徴として、マニュアル通りのことしかできないことがあります。

決められた手順があると安心できる反面、

・想定外の出来事

・新しい状況

・イレギュラーな事態

に対応できなくなります。

本来、マニュアルは「基本」を示すものです。

そこから先は、状況を見て判断する力が必要になりますが・・・思考停止で生きていると、それができない。

問題が起きても原因を振り返らない

人生の中では、思い通りにいかないことも起きます。

しかし、思考停止の状態では、「なぜそうなったのか?」を振り返ることがありません。

その結果、同じ失敗を繰り返し・・・同じ問題を抱え・・・同じトラブルが起こる。

これは、職場が変わってもいつも人間関係で苦労する人や・・・

恋愛で付き合う相手が変わっても、いつも同じようなパターンになる人にもよく見られます。

これだけ聞くと、どうしようもないように思えるかもしれませんが・・・

振り返る習慣」を身に着けることで、この状態から脱出することができます。

物事の「表面」しか見ない

最近は「人生100年時代」という言葉もよく聞きますね。

しかし、その言葉だけを表面的に受け取ってしまう人もいます。

例えば、「人は長生きする(ずっと元気でいられる)」と無意識に思い込んでしまうケースです。

実際には、健康寿命があります。

中には、すでに認知症の症状が出ているにも関わらず、自覚できないまま「認知症予防に良い」と言われることを一生懸命続けている人を見たこともあります。

情報を表面的に受け取るだけでは、現実を正しく見ることが難しくなることもあります。

思考停止の状態では、物事の表面的な部分だけで判断する傾向があります。

例えば、「社会的地位」「肩書き」「外見」「言葉」など・・・

表面的な部分だけで評価してしまうと、本質を見誤ることがあります。

表面だけで判断するクセがついている人は、物事の背景や仕組みを見る力が育たなくなります。

思考停止で生きると、どんな人生になるのか?

自分で考えない状態が続くと、人生にはいくつかの特徴が出てきます。

例えば、

・同じ問題を繰り返す

・環境や他人への不満が増える

・「自分の人生を生きている」感覚がなくなる

・・・という状態。

なぜなら、「自分で考えない」ということは、誰かの考えに乗っかって生きている状態だから。

そのため、何か問題が起きたときも・・・

「社会が悪い」「誰々が悪い」「情報が間違っていた」・・・という方向に意識が向きやすくなります。

たとえ自分以外の様々な影響があったとしても・・・

「自分の考え」を持たないままでは、人生を変えるきっかけすら見つかりません。

価値観についても、同じことが言えます。

ある高齢の方が、自分の子どもに対して「いつまで働く気?早く仕事を辞めて家庭に入りなさい」と言っている場面を見たことがあります。

その方は専業主婦として生活し、夫の年金で不自由なく暮らしてきたそうです。

しかし、今の時代は事情が違います。

その方の子どもには住宅ローンもあり、これから3人の子供を大学に行かせたいと言っていて、教育費もかかります。

それでも、「自分はそれで大丈夫だったから」と、深く考えず同じ価値観を子供に押しつけてしまう。

そして、言われた子供も疑問を持たず、その通りにしてしまう。

思考停止が、親子で連鎖する場面でした。

多くの人が「自分はちゃんと考えている」と思っている

ここで、ひとつ重要なことが・・・。

それは、思考停止している人ほど、自分はちゃんと考えているつもりだということ。

なぜなら、物事に対しての「感情」「意見」「不満」などを感じているから。

しかし、「それらがあること」と、「自分で考えているかどうか」は別です。

「自分で考える」とは、状況を観察して整理し、複数の可能性を考える・・・というプロセスを経て生まれるもの。

このプロセスを通っていない意見は、実は「自分で考えていない」可能性が高いのです。

たとえば、さきほど例にあげた、「誰かの言うことやテレビの情報をそのまま信じる」などがわかりやすい例です。

自分で考える力を取り戻すには・・・

もし「思考停止の人生になりたくない」と思うなら、特別なことは必要ありません。

まずは、こんな習慣から始めてみましょう。

情報を得たときに「自分はどう思うか?」を考える

社会の常識やニュース、SNS、など・・・目にした耳にしたことを「ただ受け取る」のではなく、

その情報を得た上で、「自分はどう考える?」というクセをつける。

特にテレビやSNSは、「自分で情報を探しに行く」というよりは・・・

なんとなくテレビをつけたりスマホを開いたら、「自然と情報が目や耳に入ってくる」という状態です。

それに慣れていると・・・「自分で考える力」が低下します。

問題が起きたときに振り返る

何かうまくいかなかったとき、

・「なぜそうなったのか?」いくつも可能性を考える

・その状況で「自分にできることはどんなことがあったのか?」を考える

・今までも同じような思考や行動を繰り返していないか考える

まずはこれを意識してやってみるだけでも、同じ問題の繰り返しは減っていきます。

私がよく見るケースでは、同じ問題を繰り返す人は「振り返り」をしません。

たとえ振り返ったとしても・・・「自分にとって都合良い解釈」をして、「振り返ったつもり」になっている人も多い。

物事の背景を見る

出来事を見たときに、「なぜこうなっているんだろう?」と背景を想像する習慣を持つと、視野は大きく広がります。

「生きていく上で、生命保険に入るのは当たり前」

「健康でいるために、健診を受けるのは当たり前」

「結婚して、子供を産んで、マイホーム持つことが良い事」

「借金は悪」

など・・・挙げればキリがないほど、一般的に「さも正しい」かのように言われていることの背景を考えてみましょう。

自分の人生を動かすのは自分の思考

思考停止は、特別な人だけの問題ではありません。

忙しい日常の中では、誰でも無意識に考えることをやめてしまう瞬間があります。

ここで、大切なのは・・・自分で考える習慣を持ち続けることです。

誰かの意見や社会の常識を参考にすることはいいのですが、それをどう受け取るかは自分次第です。

自分の頭で考える力が育つと、

物事の見え方が変わり・・・

同じ問題を繰り返さなくなり・・・

人生の選択肢が増えます。

まずは、「一般的に当たり前とされていること」や「良しとされていること」に対して・・・

「自分はどう考えるか?」というところから始めてみましょう。

私もセッションや講座でよく「あなたはどう感じてますか?」と聞きますが・・・

多くの場合、「え。考えたことなかった・・・でも<〇〇は良いことだ>と一般的に言われているので、それって正しいんじゃないですか?」という返答がかえってきます。

じゃあ、<〇〇は良いことだ>という根拠はなんでしょう?と聞くと、最初はみなさん「わからない」と言います。

わからないのに、それを鵜呑みにして、それに沿って生きている・・・。

この意味をよく考えてみましょう。

その情報を疑わずに鵜呑みにして受け入れるか、自分で考えてみるか?によって、

人生の選択は大きく変わっていくことをお忘れなく・・・。

▶思考停止については、こちらの記事でも詳しく書いています。

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