「意識を向ける先」で人生は変わる

「意識が高い・低い」で人は測れない。人生に差が出る理由

「意識が高い・低い」という言葉に、どこか引っかかりを覚える方も多いのではないでしょうか。

ある人には、「上から目線」に聞こえたり、人を「ジャッジ」しているように感じたりして、あまりいい感じがしない表現に思える・・・。

「感じ方」としてはそうである一方、

現実的に見ると・・・

  • なぜか同じところでずっと足踏みし続けている人

  • トラブルや人間関係のすれ違いを繰り返している人

  • 「こんなはずじゃなかった」と感じながらただ年月だけが過ぎていく人


こんな状態の人がいるのも事実です。

ここで大きく影響しているのが・・・

日常への向き合い方や、意識の向いている先です。

日常で起こりやすい「小さなズレ」の具体例

ここからは、実際によく目にする場面を紹介していきます。

「誰にでも起こり得ること」として、自分にも当てはめて読んでみてください。

感覚が曖昧になっている

たとえば、私も昔職場で見かけたことがあるこのケース。

「15時に打ち合わせ」と共有されているにもかかわらず、

当日になって「すみません、遅れます」と連絡を入れることが日常茶飯事。

本人にとっては、

ちゃんと事前に連絡しているから、大きな問題ではない」

「数分〜10分程度なら許容範囲

という軽い気持ちだったのかもしれません。

しかし実際にその場では・・・

・その人が来るまで、話を進めづらくなる

・もともと遅れる人がいる前提で、スケジュールに余裕を持たせる必要が出てくる

・いつも遅れるので、重要な打ち合わせから外される

そんな変化が少しずつ起きていました。

大きく注意されたわけでも、叱られたわけでもありません。

「信頼度」だけが、静かに下がっていったのです。

「悪気はない」ため、本人がそれに気づくことはありませんでした。

これは、職場に限らず日常の様々な場面でもよく見かける例です。

たとえば、

  • 15時に予約があるのに、「ちょっと遅れます〜」が毎回のように続く

  • 「11時頃に集合しよう」と言い、正確な時間を決めずに30分以上遅れてくる

こんな状況は、本人に「悪気はない」ことがほとんど。

本人にとっては、「少しくらい大丈夫だろう」「これくらい許容範囲だろう」という感覚かもしれません。

しかし、相手側から見ると・・・

  • 予定が立てづらい

  • 自分の時間が削られる

という形で信頼が少しずつなくなっていきます。

これは性格や環境の問題ではなく、

自分の行動が相手や状況にどう影響しているか?」

を見る視点が抜け落ちている状態です。

同じ指摘を何度も受けているのに、本人は気づいていない

職場や人間関係で、こんな場面もよくあります。

  • 毎回同じミスを指摘される

  • 「何度も説明しましたよね」と言われる

  • でも本人は「ちゃんとやっているつもり」

このとき、多くの人は・・・

「自分は責められている」

「相手が厳しい」

と感じます。

しかし実際は、

  • 「指摘を聞いた」時点で、自分の中で「いったん終わり」になっている

  • 「なぜその状態が起きたのか?」を振り返らない

  • 「次にどう変えるか?」を考えない

という状態になっていることも多い。

結果として、

周囲からは「何度言っても同じ」「あの人はだめだ」という認識を持たれ、諦められて距離を取られる原因になっていきます。

「うまくいかない理由」をすべて「自分の外側」に設定してしまう

何か問題が起きたとき、

  • あの人が悪い

  • 環境がよくない

  • タイミングが悪かった

そう感じることもあるでしょう。

ただし、それだけで終わってしまうと・・・

  • 自分がした選択

  • 見落としていた点

  • 後回しにしていたこと

・・・などが見えないままになります。

その結果、

同じパターンを繰り返す根本的な問題が、形を変えて何度も何度も人生の中で現れることになります。

小さなズレが積み重なると起こる弊害

これらひとつひとつを見ると、ほんの些細なことです。

ですが積み重なると・・・次のような状態につながります。

  • なぜかチャンスが巡ってこない

  • 大事な話に呼ばれない

  • 人間関係が浅く、長続きしない

  • 頑張っているのに報われないと感じる

本人は「真面目に生きている」つもりでも、

現実とのズレが修正されないまま時間だけが過ぎていくのです。

意識が高ければいいわけでもない

ここで誤解されやすいのが、

じゃあ「意識を高く」持てば解決するのか?

・・・という点です。

「意識が高い」といっても・・・

いわゆる「意識高い系」と呼ばれる状態は、

  • 理想や目標を「語る」のが好き

  • 成長している自分を演出する

  • 言葉は前向きだが、行動が伴っていない


・・・というケースも少なくありません。

たとえば、

  • 外への発信では大きな夢を語る一方で、日常的な約束は守らない

  • 自己啓発的な言葉は多いが、現実の人間関係はトラブルばかり


こんな状態では、人生は安定しません。

婚活の例でも、似たようなことが起こります。

ある女性は、

「前向きに頑張りたい」

「理想のパートナーと出会いたい」

と、強い意欲を口にしていました。

そのために、「自分磨き」として美容、ファッション、ネイル、ヘアサロン通いと・・・

婚活成功に対して「意識高い状態」をキープしているということでした。

確かに、婚活現場で彼女の外見は・・・同年代の女性と比べても美意識の高さがうかがえました。

しかし、かんじんの婚活の中身はというと・・・

・毎回のように、「道が混んでて・・・」などの理由で、待ち合わせの時間に遅れる

・相手に対して、連絡の返信が数日空く

・「忙しくて」「タイミングが合わなくて」と理由をつけて、具体的な日程調整を先延ばしにする

本人の中では、

「遅刻の理由」はちゃんとあるし、事前に遅れますと連絡いれるし、数分の遅れだから問題ない。

忙しい、タイミングが合わないのは「仕方ない」、「でもちゃんと本気で婚活している」という気持ちがある。

しかし、相手から見ると・・・

・約束を大切にされている感じがしない

・優先順位が低いように見える

・将来の話をしづらい

その結果、はっきり断られることもないまま、自然と関係が終わっていくことが続いていました。

本人は「ご縁がなかった」と受け取りますが、

実際には、言葉と行動のズレが積み重なっていたのです。

本当に意識が高いと表現される人は・・・

  • 日常の地味な行動や確認を怠らない

  • 「できなかったこと」をごまかさない

  • 自分の未熟さを認めて修正する

という、地に足のついた思考や行動を大切にしています。

「意識の差」はどこから生まれるのか?

意識の違いは、生まれつきの性格や能力で決まるわけではありません。

多くの場合、

  • 今までどんな環境で過ごしてきたか?

  • 失敗したときの反応

  • 自分を振り返る習慣があったか?


など・・・ひとつひとつの経験の積み重ねです。

たとえば、

  • 困ると、誰かが代わりにやってくれた

  • 深く考えなくても、生活に困らなかった

  • 問題があっても、その場その場で流して済ませてきた


このような環境では、

「自分で深く考えなくても、生きていける」という感覚が身につきます。

逆に、

  • 自分が選んだ結果に、責任をもってきた

  • 「うまくいかなかった理由」を見直してきた

  • 問題や違和感を放置しなかった


このような状態の人は、自然と「現実を見る力」が育ちます。

望むような人生を歩みたいなら、どう生きたらいいのか?

「今の延長線上ではなく、本当に望む人生を生きたい」

そう思ったとき、本来は「大きく変わる」必要はありません。

大切なのは、まずは「視点」を変えること。

「起きた出来事」を「自分目線」で見る

日常で起こる出来事のなかで・・・「自分のせいじゃない」と感じてしまう出来事があります。

たとえば・・・

・「親の介護」「子供の世話をしなければならない」ため、自分の時間が「持てない」

・「お金がないせい」で、行きたくても「行けない」、やりたくても「やれない」

・「環境や状況のせい」で、行動できない

「目の前の出来事」を「自分ごと」として受け止められないと、人は自分の「外」に理由を見出します。

これを日常的に繰り返している人は、特に不満はないかもしれないけど・・・

「なんとなく満たされない」人生が続くことも。

自分はその出来事に「どう関わっていたか?」を見直す必要があります。

たとえば、時間を守れない人の多くは・・・

「道が混んでいて」

「乗ろうと思ってた時間の電車に乗れなくて」

「家は早く出たんだけど…」

という理由を挙げます。

どれも、事実かもしれません。

ただ、その説明が毎回同じ形で繰り返されているとしたら・・・

問題は「渋滞」や「環境」だけではなくなります。

ここで、ひとつ考えてみてほしいことがあります。

もし、それが・・・

「どうしても入りたい会社の面接」

「人生が変わるかもしれない大事な場面」

だったとしたら・・・

その人は同じように遅れて行くでしょうか?

多くの場合、そうはなりません。

「すごく早め」に家を出たり、「電車がダメならタクシーで」・・・と別のルートを考えたり、

何かしらの対策を取ります。

こんなふうに、「うまくいかない理由」をすべて「自分の外側」に置いてしまうと、

「実際に自分が選んでいた部分」が見えなくなってしまうのです。

だから、同じことを繰りかえす。

小さな行動を曖昧にしない

時間、約束、言葉。

本人にとっては些細なことかもしれませんが、私たちは人と関わりながら生きています。

たとえば、

「また今度ね」と言って、「また」はない。

「近いうちに」と言って、年月が過ぎる。

「機会があれば」と言って、その機会はない。

約束したことを「やっぱりやめる」と言って、なしにする。

日常でこんな状態を繰り返していると・・・

自分はそれでよくても、関わった相手からはどう思われるでしょうか?

信頼関係は築けないし、たとえそれまで築いていたものもなくなっていきます。

日常でよくこのケースを見かけますが・・・本人が気づかぬうちに周りの人が去っていくのが共通点です。

「理想」より「日常」の選択を見る

人生は、日々の選択の積み重ねです。

意識は、誰かと比べて「低い」「高い」と比較するものではありません。

大切なのは、意識がどこに向いているか?です。

「相手」や「自分の外」に向けるのではなく、自分自身に向けましょう。

もし、

「特に不満はないけど、このままでいいのかな・・・と思うときがある」

「本当は、もう少し違う生き方がしたい」

そう感じているなら、意識を無理に高めようとする必要はありません。

意識の向ける先を、今までとは変えてみましょう

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