他人を見て羨ましいのに、「自分はできない」のはなぜ?
「この人みたいになれたらいいのに・・・」
「私も本当はあんなふうになりたい」
こんな言葉を耳にすることがあります。
SNSなどで発信されている内容を見たり、身近な人を見てこんなふうに感じるけど・・・
次の瞬間、
「でもあの人は、特別だから」
「運がよかっただけでしょ」
「人脈があるからできること」
など、
「いいな」と思った気持ちを「なし」にする思考が浮かんでくる。
結局・・・「自分とは環境や条件が違う」という理由をつけて、
湧いてきた「いいな」という気持ちをそこで終わらせてしまう。
日常生活の中で会う人の中にも、お客様との会話の中でも、こんな様子を見かけることがあります。
他人を見て「いいな」と思うのは、自分の心がなにかに反応しているという状況ですが・・・
ではなぜ、その思いを「なし」にしてしまうのでしょうか?🤔
自分の心が何に反応しているのか?を知る
まずひとつ言えることが・・・
「いいな」
「羨ましい」
「自分もそうなりたい」
と感じることは、
自分の中に眠っている価値観や欲求に「何かが触れたサイン」です。
人は「無関心」のものには強い感情を動かされませんから・・・
たとえば、
・自由に働いている人
・理想のパートナーシップを築いている人
・自分の考えをきちんと表現している人
など・・・
こんな姿に心が動くのは、
「本当は自分もそう在りたい」という思いがどこかにあるから・・・ということも多い。
私自身も、「自由にやりたいことをやって、いいなと思う」とか「同じようなサービスを自分も提供できたらいいなと思う」というようなことを言われることがあります。
「いいなと思うなら、ぜひやってください」と言うと・・・
ほとんどの人が「いやいや私は無理ですよ・・・」「飛鳥さんだからできるんですよ」と言います。
実際にそうではないことは、私はよく知っているので・・・
「やろうと思って行動すれば誰でもできますよ」と言っても、
「いやいや・・・」という感じで終わってしまうケースも多々あります。
実は、昔の私もこんな状態でした🤣
今思えば、自分と向き合うこともなく・・・変わりたいと思いつつも現状維持を選んでいた時期だったな・・・と思います。
「できない」と思う人が無意識にやっている心の防衛とは?
ここで問題なのは・・・
「いいな」と感じた直後に、多くの人が無意識に考えるこんな思考です。
- あの人は元々才能があった
- 環境が恵まれていた
- 運がよかっただけ
- 自分とはレベルが違う
- コネがある人だから
一見すると冷静な分析のようですが・・・
実際は「自分を守るための心の防衛」であることも。
ここで、もし・・・
「自分も同じようになれる可能性がある」
と認めてしまったらどうなるでしょうか?
- じゃあ、なぜ私は動いていないのか?
- このまま何もしないままでいいのか?
- 変わらない選択をしているのは、実は自分ではないのか?
そんな思いと向き合う必要が出てきます。
そして、その思いと向き合うことは・・・実はとてもエネルギーのいることでもあります。
自分を守るために正当化していない?
「その人が特別だから」
「自分は違うからできない」
この言葉を言う人は、見てて本当に多いですが・・・
今の自分のままでい続けるための理由として、とても都合がいいものでもあります。
この前提があれば・・・
- 行動しなくてすむ
- 失敗する可能性を考えなくてすむ
- 傷つかなくてすむ
〇〇しなくても「いい」という・・・
現状を変えないことを正当化してくれる魔法の言葉なのです。
ここで大切なのは、
それがいけないことだ・・・という話ではありません🤔
実際、無意識にそうやって自分を守る人も多いですし・・・
ただ、もし今・・・
- ずっと同じ環境にいる自覚がある
- 現状維持を保ちつつも、「変わりたい」気持ちはどこかにある
- 「羨ましさ」が「苦しさ」に変わってきている
こんな感覚があるなら、その正当化が少しずつ自分を縛り始めているサインかもしれません。
「運がいいから」という思考が奪っているもの
「あの人は運がよかっただけ」
この言葉もよく聞きます。
確かに、運やタイミングが影響する場面はあります。
でも、それだけで片づけてしまうと・・・あるものを見落とします。
それは、
- 本人が積み重ねてきた努力や試行錯誤
- 「表」には見えない選択や失敗
- 本人なりに考えたり行動し続けてきたこと
この事実を無視して、「運がいいから」と一言でまとめてしまうと・・・
結果として、
「どうせ私には無理」
「考えるだけ無駄」
という思考に自然と流れていきます。
私の周りにいる人たちもそうですが・・・
人から見て、
「うまくいってるように見える人」
「いいなと思われることが多い人」
ほど・・・
見えないところで、行動し続けています。
努力してコツコツ継続するし・・・
常に自分の頭で考えて、いくつもの選択肢を視野に入れ・・・
実現したいことへ向かって、試行錯誤しながらひたすら行動し続ける。
けれど、それを自分から他人にアピールすることもなく、
ただただ自分と向き合い、粛々と進めているのです。
その部分は「外」からは見えないので、あたかも「運」や「人脈」でうまくいってるように見えるのかもしれません。
逆に言えば・・・そういう思考と行動こそが、
「良い出会い」や「チャンス」を見逃さずキャッチすることができる、いわゆる「運がいい」と言われる状態にもなれるのです。
本当に怖いのは「できない」ことではない
実は、多くの人が恐れているのは・・・「できないこと」そのものではありません。
本当に怖いのは、
- やってみて、思うような状態にならなかったらどうしよう
- 行動して、うまくいかなかったらどうしよう
- 本気を出して、それでもだめだったらどうしよう
・・・という感情です。
だから、
「最初から自分には無理」
「特別な人だけができる」
と思っていた方が傷つかずにすむし、なにもしなくていいから・・・。
「できない」と思う自分を責めなくていい
ここまで読んで、
「もしかして私も、自分に言い訳してたのかも…」
と思った人もいるかもしれません。
しかし、大切なのは・・・自分を責めるのではなく、
なぜそう考えてきたのか?に気づくことです。
・安心したかった
・今の生活を守りたかった
・これ以上自分を追い込みたくなかった
理由は人それぞれですが・・・
もし本当に、「いいな」と思う気持ちをただの羨望で終わらせたくないなら・・・
変わりたいなら・・・
自分の状況を客観的に観察してみましょう。
- あの人のどんな部分に反応しているんだろう?
- 全部は無理でも真似できそうな部分はあるだろうか?
- 「無理」とすぐに打ち消すのではなく、どうすればそうなれるのかを考えられるのか?
ただ単に、「特別だから」「運がいいから」という理由をつけて「自分の思考を止めないこと」
これが非常に重要です。
「自分にはできない」と思った瞬間に考えてみよう
誰かを見て「いいな」と思うのに、「自分にはできない」と感じる背景には・・・
自分を守るための思考が隠れているのかもしれない・・・という事を認識した上で、
もし次に、
「あの人は特別だから」
「運がいいだけ」
と思ったときは、
本当にそれだけだろうか?
自分は一体、「何を守ろう」としているんだろうか?
こんなふうに問いかけてみましょう。
すぐに答えはでないかもしれませんが、今までとは違う景色が見えてくることでしょう🙂










