スピリチュアルを理由にしない、人間関係と自己成長の見直し

エネルギーが合わない!

スピリチュアルに夢見て傾倒している人たちの中で、嫌な出来事があったりうまくいかないことがあると・・・

全てエネルギーのせいにする様子を見かけることがあります。

たとえば・・・

人間関係で嫌なことがあったときは、「あの人とは、エネルギーが合わない」

仕事でうまくいかなかった、恋愛成就しなかったのは・・・相手とのエネルギーが合わなかったから。

確かに、エネルギーが合わないとそのような現象が起こることも事実であり、言葉で表現するとそうなるのもわかります。

しかし、いつも見てて感じるのは・・・

「だから、仕方ないよね?」で済ましてしまい・・・同じようなことを何度も何度も繰り返していること。

すべてを相手とエネルギーが合わない・・・の1点のみで片付けてしまうと、

その状況に他の問題や改善点があったとしても、それに気づけない。

嫌な出来事を成長のチャンスに変える視点

たとえば、恋愛で「相手とエネルギーが合わなかったからうまくいかなかった」と本人は思っているけど・・・

実際は、本人が相手を束縛しようとしたり・・・

相手の考えや話を聞かずに一方的に自分の思いを押し付けたため、相手がそれについていけなくて離れてしまったとしたら・・・

確かに、二人のエネルギーは「合わない」ですから、それは事実です。

しかし・・・・だからといって、その状況から何も学ばず改善することもないの?という話🤔

エネルギー合わないという言葉は非常に便利で、なぜその状況になったのか・・・

細かい部分に目を向けなくていいから、思考停止にはもってこいなのです。

たとえば、

今まで仲良くしてた人と特になにかあったわけじゃないけど・・・気づいたら疎遠になっていたというケース。

お互い(またはどちらかの)エネルギーの変化により、自然とそうなることも珍しくありません。

この場合、「自分の何が悪かったのか?」などを無理に考える必要はないのですが・・・

毎度毎度、自分にとって都合悪いことが起こるたびに、エネルギーのせいだけにして片づけてしまい、

思考停止するのはおすすめしない、ということ。

なぜなら、

自己成長の機会も失いますし、その状態を変えない限り・・・誰が相手でもまた同じようなことを繰り返すことでしょう。

このように、その状況から学ぶことや改善に目を向けない例は多く・・・

セッションをご利用のお客様との会話の中でも、よく見かけます。

特に対人関係に関して多くみられ・・・

たとえ「エネルギー」という言葉は使わなくとも、「相手と合わないから」という一言で思考をシャットダウンしてしまい、その状況を客観的に見るということができません。

だから、次から次へと問題を抱えている状態から、何年も脱出できません。

時には、本当に相手と関わらずにシャットダウンしなければならない状況もありますが・・・

冒頭で紹介した例のように、自分にとって都合悪いこと全部エネルギーが合わないせいにして終了する人も多いのです。

そのループから抜け出すためには・・・

「エネルギーが合わない」ことは、「そうですね、合わないですね」といったん置いといて・・・

それとは別に、その状況に関して自分の内面を見つめてみる・・・という作業をしてみること。

感情を外して冷静に分析

たとえば、さきほどの例の

恋愛で「相手とエネルギーが合わなかったからうまくいかなかった」と本人は思っているけど・・・

実際は、本人が相手を束縛しようとしたり・・・

相手の考えや話を聞かずに一方的に自分の思いを押し付けたため、相手がそれについていけなくて離れてしまったとしたら・・・

「どんなところが合わなかったのだろう?」と振り返ること。

自分は日頃から、相手に対してどんな思考や行動をしていてどんな状態だったのか?

それに対して、相手はどんな状態だったのか?

こちらが求めることと、相手が求めることの間に、どんな差があったのだろうか?

感情を乗せて「良い」「悪い」で判断するのではなく、冷静に状況分析するのがコツです。

そうすることで、「エネルギーが合わない」という同じ状況でも・・・それで終わらせることなく、

そこから気づくこと、学ぶことがでてきます。

思考停止はラクで簡単ですが、同じようなことを繰り返したくないなら・・・

表面的なことで終わらせず、その出来事を通じて自分の内面に目を向けていくのが変化のカギですよ😊

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