「うまくいかない原因」の根本は同じ?

婚活がうまくいかない原因はどこにある?

婚活中やパートナーを探している方からのご相談を受けていると、「婚活がうまくいかない」「いい人がいない」という声をよく耳にします。

ご本人は「恋愛相談」「婚活相談」をしているつもりなのですが・・・話を深く聞いていくと、

実はそのお悩みの根本には「恋愛以外の部分に共通すること」が多いのです。

たとえば、婚活で「普通の人でいい」と言いながら、実際には「かなり高めの条件」を希望しているケースがあります。

本人にとってはそれが「普通」でも、実際は「高望み」な内容だったりします。

なぜそんなズレが生まれるのでしょうか?🤔

それは、本人が自分の中にある「固定観念」で物事をジャッジするクセがあるから。

「普通の人」の基準は、誰が決めたもの?

人は無意識のうちに、世間や親、周囲の価値観を基準に「理想像」をつくっています。

本当に「自分が体験して感じたもの」ではなく、「なんとなく世間的に良しとされている条件」からできあがった

「幻」の理想、であることが多い。

「年収はこのくらい」「この職業なら安心」「こういう人なら大丈夫」など・・・その判断基準は、誰かから聞いた情報や世間の価値観をもとにした「条件」です。

その場合の多くが、恋愛や婚活だけでなく・・・日常生活でも「条件」で人や物事をジャッジするクセがついています。

「こうあるべき」「普通ならこうするはず」という「自分のルール」に当てはまらないと、無意識に相手を否定したり不満を感じやすくなります。

「条件」で判断してしまう思考の落とし穴

「年収〇〇万円だから良い」「近くに住んでいるから良い」「年下だから良い」など・・・

「まずは条件ありき」で相手を見てしまうと、相手の中身を知る前にチャンスを逃してしまいます。

子どもの頃、「親の職業で友達の家を判断する大人」を見たことはありませんか?

「あそこの家庭は公務員だから安心」「水商売の家庭の子とは付き合っちゃダメ」など・・・

職業という条件だけで、人を評価する。

婚活でも、これと同じことが起きています。

職業や年収、学歴、見た目など「表面的な条件」をもとに判断し、本当に大切な「人となり」を見落としてしまうのです。

婚活がうまくいかない人の共通点「自分を見る視点がない」

婚活でつまずく人に共通しているのは、「自分を見る視点が欠けている」ということ。

「いい人がいない」「相手がリードしてくれない」「自分は気を使っているのに報われない」

うまくいかない理由を相手や環境のせいにしてしまう傾向があります。

ビジネスの相談などでもそうですが、「なぜ今うまくいっていないのか?」という原因を見つけ、改善して良くしていこうとしますよね?

万人に共通する「ビジネスがうまくいく方法」なんてありませんし・・・、問題点を見つけて直していきます。

婚活もそれと同じなのですが・・・「婚活がうまくいく方法」を知りたがる人が多いと感じます。

うまくいかないときこそ、「今の自分の考え方や行動に、どんな傾向があるのか?」を見直してみることが大切です。

「いい人がいない」と感じる前に、考えてみてほしいこと

「いい人がいない」と言う人は多いですが・・・それに対する改善策を考えたことはあるでしょうか?

  • 自分が思う「いい人」とは、具体的にどんな人?

  • その「いい人像」は、婚活市場でどれくらい存在している?

  • その人は婚活市場でどれくらい他の人からも人気がある?

  • その人が自分を選んでくれる可能性は、どれくらいある?

  • その人が相手に望む条件は、どんなものだと思う?

  • そして、自分自身はその人が望む条件に当てはまっている?


「いい人がいない」と言うのは簡単ですが・・・ここまで考える人は少ないことでしょう。

多くの人が、「いい人がいない」ことは自分に問題があるわけではないと感じています。

自分が悪いと思え、という意味ではないですが・・・物事がうまくいかないには必ず原因があります。

その原因を相手の中に探す人も多いですが、そもそもそれをやっちゃうと婚活のみならず日常の人間関係もうまくいかなくなります。

もともと会社で人間関係に悩んでいた人は、婚活の場面でも同じように悩むことも多いです。

その場合、自分の根本的な部分に改善の余地があることを示しています。

「婚活がうまくいかない」のは、人生全体の縮図

婚活がうまくいかないとき、その根本を辿ると・・・実際は仕事や人間関係など他の分野でも似たパターンを繰り返していることが多々あります。

なぜなら、婚活もまた「人と人との関わり」の一部だからです。

「相手の言動に嫌な思いをする」「相手を信じられない」「評価を気にしてしまう」「自分に自信がない」など、自分が抱えている内面の心のパターンは、婚活だけでなく、日常のあらゆる場面に影響しています。

だからこそ、婚活を通じて自分の内面を知り、整えることは、人生全体を良くしていくことにつながるチャンスでもあるのですが・・・

本人的には婚活や恋愛相談をしている感覚なので・・・「自分と向き合う」ということがピンとこず、取り組まない人も多い印象です。

過去の私もそうですし、他の例を見ていても共通しますが・・・

自分の内面に目を向け、自分を深く知り、改善していける人は・・・たとえ婚活でも、仕事でも、人間関係でも、どんな場面で悩んでいたとしても、根本を変えることですべての分野に変化が現れます。

私の場合、最初は恋愛の悩みを抱えていましたが・・・状況が良くならないまま、途中で仕事の責任が大きくなり、仕事の状況をいかに良くするか?に必死になり、自分と向き合って改善していきました。

それがいったん自分の中で達成して区切りがつき、再び恋愛に目を向けた時・・・私は仕事を通じて自分と向き合い改善することで成長していたことに気づきました。

だから、再び恋愛に意識を向けると・・・以前の私とは思考も行動もすっかり変わっていました。

恋愛で長年悩んだけど、すんなり出会って結婚しました。

やりたかったことで、起業もしました。

そうなった理由は、仕事がきっかけで自分と向き合い、自分を深く知り、考え方や行動を都度変えてきたから。

それが仕事以外の他の分野にもつながっただけ。

思考を整えることで、婚活も人生も変わる

「うまくいかない」「思うように進まない」その背景には、必ず原因があります。

それは、「自分が悪い」という意味ではなく、ただ冷静に「今の現実をどう受け止めているか」を見つめるということ。

感情をいったん脇に置いて、自分の思考を客観的に眺めてみる。

そうすることで、今まで気づけなかった「自分の思い込み」や「ジャッジのクセ」に気づけます。

そこから少しずつ考え方や行動を変えていけば・・・

婚活だけでなく、仕事や人間関係も自然とスムーズになっていきます。

婚活で悩む人の多くは、「うまくいく方法」を知りたがります。

しかし、本当に必要なのは、「うまくいく方法」ではなく「自分の内面を見つめること」

婚活は、「相手を探す旅」のように感じがちになりますが・・・それを通じて「自分を理解する旅」でもあります。

「うまくいかない」のは、「いい出会い」がないからでも・・・環境のせいでも・・・相手が悪いせいでもありません。

「うまくいく」に変えれるのは、あなた次第です。

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