感情を表に出す時

感情を他人にぶつける

人との関わりの中で、その時の感情を抑えきれずに表に出して他人にぶつける人といったん自分の中で一呼吸おいて考える人がいます。

カッとなって感情を表に出す場合、本人はすっきりするかもしれませんが・・・それを受けた側の人はどう感じるでしょうか?

自分で自分をコントロールできない人もよくお見かけしますが・・・だからといって、他人を不快にさせたり怖がらせたりしてよいわけではありません。

本人的には、相手に対して何か気に入らないことがあって言うことも多いようですが・・・例えば業務上の注意事項だとしても、「伝え方」の問題ですね🤔

伝え方、表現のしかたひとつで、家族・パートナー・友人・会社などでの人間関係がうまくいかなくなるケースは非常に多く、当ルームをご利用いただくお客様にもその類のお悩みは多いです。

いつも私がお伝えするのは、相手に振り回されないことと同じ土俵に上がらないということです。

いろいろな方からお話を伺っていると・・・感情むき出しにぶつけてきた相手に、自分もそれを受けて返す、またはそれを受けて凹むなど・・・相手に振り回されて自分の平常心を乱してしまう方が多いです。

それによって悩んだり、相手に怒りや憎しみを抱いたり、自己肯定感がズドーンと下がったり・・・人によって状態は異なりますが、いずれも相手の反応一つに振り回されていることには変わりありません。

近年では、フキハラなんて言葉も出てきましたねぇ。不機嫌ハラスメントという意味らしいですが🤔

私が会社員だった頃、何かあるたびに不快感を表に出して周りから嫌われている人がいました。

本人はそれに気がついていませんでしたが、自分の機嫌の悪さを周囲にアピールするのが得意な人でした。

そのような態度を続けていると・・・本人が望まないようなルートに入っていき、周りから見れば自業自得でしたが・・・本人はそれを他責にして、不機嫌さをさらに周りにまき散らすのでした。

この場合、本人は自分のやったことが巡り巡って自分の首をしめることになることも多く、他人の機嫌の悪さをまともに受けて振り回される人はそれを気に病んだり自己肯定感が下がっていったりと、お互い良いことがありません。

私の学生時代の経験ですが・・・仲間の中に、急に不機嫌になる人がいました。

皆理由がわからないので最初はおそるおそる接していましたが、そのうち疲れてその人の機嫌をとるのをやめそっとしておくようになりました。

また別の仲間でも、同じような人がいて・・・こちらも自分の機嫌ひとつで周りに不快感を与えるのが茶飯事でした。

結果的には、どちらのケースもそれまで仲良くしてきた友達が離れていきました。

当時私は他人軸で生きていて、相手の態度に振り回されていたので・・・自分がなにか知らないうちに相手に対して悪い事しちゃったのかな?と思い、ビクビクして顔色を伺うところがありました。

この部分は社会に出てからもしばらく持ち続け、同じような現象を何度も繰り返しました。

自分と向き合いこれに気づいてからは、やっと繰り返さなくなりましたが。

そして、自分の感情をいつでも表に出して周りに配慮しない人にいちいちそこにエネルギーをつかう必要がないこともわかりました。

周りに配慮せずに自分の好き勝手にしている人は、人生の中のどこかでその帳尻があうようになってますので・・・それは本人の問題なので、気にせずスルーするのがおすすめです。

また、自分自身が感情を表に出してしまい周りを不快にさせてたかも・・・と思い当たることがあるなら、気づいたときに改めると今後変化があるかもしれません。

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