その言葉の真意
以前、結婚間近の人から「この人と結婚して幸せになれると思う?」と訊かれたことがあります。
厳しいことを言うと、その意識のままだと・・・誰と結婚しても幸せになれないと思います😔
なぜなら、誰かに幸せにしてもらう気満々、依存する気満々だから。
私がもし「なれないと思う」って言ったらどうするの?と訊いたところ・・・「私もそう思うから、やっぱりって思う」と言うのです😅
その理由は、結婚前から相手に対して感じる不安要素がいっぱいだということ。
え、じゃあ何で結婚するの?と訊いたら・・・「この年で独身だから」「もしダメでも結婚歴ないより、離婚経験ある方がいいでしょ」とのこと。
以前「離婚してもいいから、生涯一度は結婚したい!」と「結婚したという事実」に意味を感じている人を見かけたことがありますが・・・この方は世間体を気にする方でした。
さきほどの方も同じで、50代で結婚していない自分への社会的評価が気になることと、一度でも「結婚できた」という事実が自己肯定感を上げてくれるし、「その後パートナーを探すとしてもバツイチの方がモテるから」という理由でした。
結婚する前から相手に不信感があったり不安要素いっぱいで、離婚する前提で話していましたが・・・。
しかも、本人も気づいてはいるんです。
この人と一緒になっても幸せになれそうもないことを・・・。
まず第一に、相手のことを好きで結婚するわけじゃないとのこと🤣
「結婚できそうな相手」だから付き合って、「結婚する流れ」になったから、結婚できる!ヤッター!みたいな感じ。
一体何がしたいんでしょうか?
というところですが・・・
「結婚したい」とのこと。
この方の場合、「結婚=幸せになれる」ということが自分の基準で、「幸せになるために」自分の行動や思考を変えたり、努力して幸せになろうという気がないのです。
「相手に幸せにしてもらう」ことが前提なんですよね。
結婚に限らず何でも同じですが・・・自分は相手に何かしてもらいたいという要求のみで、自分で何かする気はないというケース。
幸せになれない典型的なケースです。損得勘定が強い場合も多いので、それが幸せになれないことに拍車をかけます。
その意識のまま結婚しても・・・相手が何かしてくれて当たり前と思ったり、相手が自分の思うような言動をしてくれないことで不満を感じたり、そんな様子を見て相手も不快に感じて人間関係が悪化していく・・・よくある現象です。
その場合、パートナーシップに限らず日常のあらゆる面でその意識が表面化しています。
例えば・・・
他人からは情報を引き出すだけ引き出しておいて、自分のことは隠して何も話さない、本心を話さない。
友達がもっているスキルを提供してもらいたいけど、自分にできることがあっても他人に提供することはしない。
興味あることに自分の労力は使わず、他人が調べたり体験してきたことをきくだけ。
などなど・・・
他人に何かしてもらうことに慣れている人は、これを当たり前のようにやっています。
だから、結婚という自分の人生の中で大きな分岐点にさしかかってもなお、「相手に幸せにしてもらう」という意識があるので、自分が幸せになれるかどうかは結婚相手次第と思ってしまう。
しかも、その結婚相手が最初から不安要素いっぱいの相手だったとしたら・・・
もし、幸せになれなくても自分のせいじゃない。
幸せになりたいけど、相手に幸せにしてほしくて・・・もし幸せになれなくても、それは自分のせいじゃない。
本人的にはこんな法則が出来上がります。
冒頭でご紹介したように、「この人と結婚して幸せになれると思う?」こんな質問がでるわけで😔
その意識をやめれば幸せに向かう道はあるでしょうが・・・変わらなければ難しい。
本人が「この人と一緒になって幸せになれるの?」という疑問を抱いている時点で、結婚前に自分の本心と向き合うことができればいいですが・・・その方の目的は「結婚すること」なので、結局そのまま結婚したそうです。
その後のことはわかりませんが・・・本人の言う「幸せ」になれていればいいのですが。
今回は結婚の例でお伝えしましたが・・・日常生活のあらゆる場面で、
相手に〇〇してもらおう、△△を教えてもらおう、××をきいてもらおう etc.
依存の生き方よりも、自分には何ができるか?を考えて行動に移した方が、より良い人生になっていきますよ🙌
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